かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

Top > 意外と高い自転車とは?

皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。なんでも、巷では「自転車」がブームだとか?そういわれると何となく、自転車に乗っておられる方が、増えたような気もしなくもないですね。我が家の近くの河川敷は、サイクルロードとなっており、老若男女、様々な自転車にのって、颯爽と運転していらっしゃいます。

ブームになるという事は、様々な問題も浮かび上がります。特に警視庁が「交通の法則に関する教則」を30年ぶりに、改定。3人のりを「禁止事項」と、明記しました。まあ、確かに見ていて、危なっかしいかったし、あまりに無防備すぎるかな?と、思っていたので、致し方ないかな?とも思います。

こういった背景から、メーカーでは「安全型自転車」の開発に熱が入ってきているとか?それは、それで、良い事だと思えます。事故の類が、三人乗りだけか?といえば、そんな事もなく普通の二輪でも、事故は起きますし分母である、愛好家が増えれば、分子である事故が増えるのも、道理に思えます。

今回のかてなちおは「自転車事故」について、触れてみたいと思います。我々にとって、もっとも身近で手軽な移動手段である、自転車。交通手段として、もっとも弱い立場にあるのも、自転車です。ですから、事故には、重々、注意しないといけないと思います。皆様の、安心、安全に貢献できれば、幸いです。

自転車/自動車」両方に乗る者として、道路交通法を守らない自転車が危なっかしくてしかたありません。
自動車と同じ」ということを意識することで、自動車とも歩行者とも安全に道路を共有できるかもしれないかなぁと思っています。

■ 違反について

道路交通法は、自転車の乗車定員は都道府県公安委員会が定め、いずれの都道府県でも3人乗りは原則禁止となっています。ちなみに例外は大阪(笑)三輪自転車であれば、大人1人、幼児2人を乗せる事を容認しています。4月以降に予定されている教則改定については、3人乗り禁止の認識を改めて持ってもらう事を、旨としており、違反を、繰り返す場合、2万円以下の罰金となっています。注意です!

そのほか、意外と知られていない違反を挙げれば・・

飲酒運転は禁止・・5年以下の懲役又は100万円以下の罰金 並進は禁止・・2万円以下の罰金又は科料
夜間はライトを点灯・・5万円以下の罰金

意外と重かったりします(笑)とはいえ、こんな事で、切符切られて、罰金収めるのも馬鹿馬鹿しいので、注意しましょう。7月以降、加わった罰則は以下のとおりです。

●傘を差しながら、携帯電話を使用しながらの運転・・罰則5万円以下の罰金。
●傘を自転車に固定しての運転は、自転車の積載制限違反になります・・罰則2万円以下の罰金又は科料

これも、何となくやってしまいがちな事なので、注意しましょう。

■ 自転車事故

警察庁の統計によると、自転車が関係する交通事故は増加傾向にあり、自転車乗用中の死傷者数は、平成17年度で18万5532人、自転車と歩行者の交通事故は、2256件(平成18年は2767件)と、10年前の5倍近くになっています。では、主な自転車事故とは、どういった傾向にあるのでしょうか?

パターン1 交差点の出会い頭事故
自転車事故の、もっとも多い事故が、出会い頭の事故です。

住宅地は、小さな子供も、ご老人も自転車に乗っています。道路から飛び出してくることが十分に予想できる場所です。一時停止場所はもちろん一時停止して、見通しの悪い交差点は一時停止や徐行して十分な安全確認をすべきです。住宅地内の狭い道路を走行するときは、交差点ごとに停止するつもりで走行してください。「忙しいのに、そんなことをしていられない!」と言う方は、他の広い道路を走行してください。近道として住宅地内の生活道路を走行しないでください。

パターン2 道路の横断と進路の変更 
自転車の進路変更

自転車も自動車も歩行者も、どっちが優先なのか?弱者を保護することがマナーです。けれども、事故防止には「どっちが優先」というのはありません。事故防止そのものが「最優先」です。 自転車に乗って事故で怪我をするのはあなたです。もしかしたら・・相手も怪我をします。他の車、他の歩行者に危険を回避してもらうのでなく、自転車を運転している「あなた」が自分の危険を回避してください。

パターン3 無理な割り込みなど
自転車の無理な割り込み

自転車は、歩行者と異なり進行速度が速いため、車が動く前に直後を通過しようとして入り込みます。どんな状態でも相手の車の運転者は、自分のことに気がついていないと思ってください。無理な運転は事故の元です。

一旦停止無視で切符切られることはほとんどないと思いますし、スピード違反で捕まることはないと思いますが、守って走る方がより安全だと思います。自転車禁止の標識もありますしね。

その他、右左折時と、なります。要するに、周囲に注意し目視。その上で、安全を確認して行動すると、なににでも通用する鉄則を忠実に行うだけなんです。使いまわされた言葉ですが「注意一秒、怪我一生」ですね。

その他では、自転車のハンドル部分や、サドルの後ろの後輪との隙間に傘を差す事って、ありませんか?実は、ああいった物が車輪に絡み「巻き込み事故」が増えています。この事故は、大変危険です。突然、車輪が止まりますから、運転者が放り出される、格好になるので、万が一、その時、車が通っていたら・・ホラー映画みたいになるので、注意なさって下さい。

突然、ブレーキが壊れた、ワイヤー、チェーンが切れたといった、事故もあります。これは、せめて月に一度、愛車点検ならぬ、自動車点検の時間を設けて下さい。少し、油を差すだけで、自転車は思った以上に、丈夫に長持ちします。場合によっては、一生使えます。大事に愛情かけてあげて下さいね。いざという時、あなたを守ってくれますので☆

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