かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

Top > あいさつは、しない?できない?

皆様、ご機嫌いかがですか?閂屋の北野です。さて、一雨ごとに寒さが増して、秋に向かっていく季節となりましたね。強力な台風が向かっており、皆様の身の回りで、被害がなければ、幸いと思っております。話によると、近々、風速80mにも及ぶ台風が日本に上陸するとか?怖い話ですね・・

さて、先週のかてなちおで「あいさつ」について触れました。自分が触れたせいでしょうか、身の回りの挨拶をしている方、されている方と、なんとなく、目がいって気になっていました。そこで、なんとなく、なぜ、挨拶しないのがよろしくなく、されないと、不愉快になるのだろう?と、考えていたのです。

今回のかてなちおは、人間関係を円滑にする、もっとも手っ取り早くて、人によっては苦手という事で、損をしがちな「あいさつ」について、もう一歩、踏み込んでみたいと思います。ストレスガイドの「大美賀直子」さんのコラムを参考にさせて頂いてます。

(株)電通が2007年に行った「あいさつ」に関するインターネット調査(有効回答数400)によると・・・

20代~50代までの各年代のなかで、あいさつを重要視しない人が最も多いのが30代(男性16%、女性10%)。つまり、子を持つ親の世代にこそ、あいさつに後ろ向きな傾向が目立っている。

という、結果になっています。子供が突然、あいさつしなくなるってのもおかしな話です。やっぱり、親の背中を見て育つといいますが、いみじくも、そういった結果となっているようですね(笑)巷では「あいさつをしない子どもが増えた」とよく言われますが、原因は、親ですよね。祖父、祖母の代もだらしが無いですし(笑)

私は、人見知りとか挨拶をしないといった方の気持ちを汲む事は、出来ません。礼を欠いた行動をしたくないからなんですが、人それぞれ、個性、性格もあるでしょう。苦手とされている方にとって、善ききっかけとなればいいですし、礼節の一環としてあいさつをなさっている方には、楽しんで読んで頂ければ、幸いです。

■ストレスなくあいさつができていますか?

ご近所や職場などで、顔見知りの人とすれ違ったときに、とっさに「あいさつ」ができていますか?

付き合いのある人にはできても、顔見知り程度だとつい目をそらしてしまったり、下を向いて気づかないふりをしてしまうことが多いのではないでしょうか。あいさつは自然に見えて、意外に気を使います。そのせいか、日頃から気疲れやストレスが多い人ほど、あいさつを面倒に感じるものです。

虫の居所が悪い日、どうも、優れない日があります。致し方ありません。日頃から、してる方であれば、周囲が気を使ってくれます。日頃から、挨拶しない人が、本当に悩んでいても、全く分かりません。

人は、話す事で、考えがまとまったり、いい発想が出てくる事が、往々にしてあります。つまり、挨拶をしない人は、これだけでも、多大な損をしてるのではないでしょうか?

■「したのにされない」とへこみますよね……

あいさつには、毎日結構なエネルギーを使います。そのため「したのにされない」と精神的に疲れます。例えば「おはようございます」と声をかけて、こんな態度をされたとき、かなりムッとしませんかね?

・無視する
・目を合わせずに、軽く会釈だけをする
・横を向いてあいさつをする
・声が極端に小さい
・笑顔がまったくない
・忙しいふり、気づかないふりをする

このような態度の人が増えてくると、あいさつをする方が馬鹿を見たような気分になり、やがて自発的なあいさつが減ってしまうでしょうね。かなり、殺伐とした場となることは、請け合いです(笑)いい考えや、前向きな姿勢になり難い環境ですね。

これも、損です。それにしたのに、しないって、そんな、ぞんざいな態度が許されるって、恐ろしいです。その人個人の人生が。注意されているのは、幸せですよね(笑) 面倒みてやれよ、お古いの(笑)

■あいさつは「3秒間のセッション&コーラス」

習慣でやっているあいさつにも、実は重要な意味があります。

あいさつは、お互いの声を響き合わせる行為。これは、音楽のセッションやコーラスの効果と同じで、お互いの目を見て、同じ音、言葉を響きあわせることによって、相手との間に心地よい空気をつくっているのです。

私たちは、こうした「3秒間のセッション&コーラス」を、毎日無意識にたくさんの人と行い、人との響きあいをこまめに作りだしています。

近年は、人と人とのつながりが希薄になり、孤立感から心の病や犯罪につながる事件も増えていますよね。だからこそ、あいさつがいちばん大事なのではないでしょうか?

例えば、秋葉原の通り魔事件。彼が朗らかに挨拶をしていたようには、見えませんよね?もし、習慣的にでも挨拶をする人であったなら、誰かが、異変に気付き、彼の話を聞く事で、本人も一息つけたのではないか?と、思っています。怨恨も、金銭目的でもない事件の背景には、どうも、孤独という二文字がついて回るような気がします。

あいさつのように、身近な改善の積み重ねによって少しずつ雰囲気をよくしていくことが、深刻な事件を防ぐために、案外いちばん有効な手段になるのではないでしょうか?

■あいさつをすると自分が変わる!

あいさつに返答をしてくれない人、嫌々返答する人がいると、自分だけが損をしたような気分になります。それでも、ぜひできる範囲で、無理のないあいさつを続けてみてください。

あいさつをする人の周りには、自然に人と響き合いやすい雰囲気が生まれ、空気がやわらかく変わっていきます。すると、人との意思の疎通が図りやすくなり、人を受け入れ、人からも受け入れられやすい素地ができます。

あいさつに隠された、いちばん大切な意義とは? それは、やればやるほど自分を取り巻く空気、自分自身の世界観が変わること。その積み重ねが人生の展望を明るくさせ、生きることへの希望へとつながっていくのです。

このように、大美賀さんは、締めくくっていらっしゃいます。全くもってその通り(笑)これと合わせて「養老孟司/著/バカの壁」を読んで頂くとほぼ、完璧な初等教育となるでしょう。

養老さんの本は、要約すれば自分が変われば、世界も変わる。かべがなくなり、物事を素直に受け入れられるようになるには?と、いった趣旨を脳医学の見地から述べられている、大変に分かり易く、面白い著作です。

仮に(最近、本当に増えましたが)30代でもまともに、あいさつ出来ない、しない方は、まだ、子供と、思って接すれば、少しは態度は軟化するものです。私は、そうする事にしています。それでも、場合によっては本当に腹がたちますが(笑)

老子/荘子」どちらかは、失念しましたが「しない事と、出来ない事」を切々と説いた話があります。あいさつは、出来ない事ではなく、しない事です。老荘によれば、しない事を続けると、出来ない事になるといいます。つまり、自分自身で「カベ」をつくり、せまい世界観で過ごす、孤独で、独善的な人が出来上がるわけですね。

そうは、なりたくないですし、先の長い、子供ならなおさらですね。ですから、あいさつありきで、性格、云々は後回しとした方が良いでしょう。強制でいい分野は、確実にありますから。では、私も心地よいあいさつで、しめたいと思います。「皆様、御機嫌よう、さよううなら」って新日の古館さんみたいですね(笑)

QRコード
QRコード