かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

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皆様、ご機嫌いかがですか?閂屋の北野です。街の明かりが~とても綺麗ね、横浜という歌詞の歌がありましが、独特の情緒がありますね~街頭には。赤、青と眺めていると、心が和むような、浮き立つような・・照明には様々な効果があるものです。

街頭と、防犯、実は、深い関係があります。なんでも、犯罪不安の暗がりを無くすことで、地域の防犯力を高めるといいます。夕暮れ時から、ひったくりの発生件数は急激に増え、18時から24時の間には、全体の50%に達します。以前、かてなちおでも、扱ったかと思います。

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警察庁の「安全・安心まちづくり推進要綱」では、犯罪防止の取組みとして、施設ごとの明るさの推奨値を示しています。防犯灯は3ルクス以上が目安となっており、まとめると下のようになります。

■ 照度 箇所と照明要件
2ルクス以上 〈駐車場内〉
10m先の人の顔の向き、目、口、鼻の位置がわかる程度の照度

3ルクス以上 〈人の行動を視認できる程度の照度〉
4m先の人の挙動、姿勢などが認識できる程度の照度

10ルクス以上 〈車路(駐車場)〉
10m先の人の視線の大まかな向きがわかる程度の照度

50ルクス以上 〈人の顔、行動を明確に識別できる程度以上の照度〉
10m先の人の顔、行動が識別でき、誰であるかを明確にわかる程度以上の照度

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今回のかてなちおは警視庁推薦の「安全・安心まちづくり」をもとに、暗がりをつくらない工夫、防犯につて触れてみたいと、思います。特に、これから秋、冬に向かって、日没も早くなり、暗がりが訪れるのが早くなります。また、年末は、どうしても犯罪が増え易い時期となっています。

そうした、我々の生活に直接結びつく、不安や恐怖を取り除けるのに、役立てれば幸いです。

犯罪抑止のキーワードは「街の明かり」です。家屋に侵入し盗みを働いた、侵入犯の被疑者を対象にした調査結果では、暗い場所では侵入がしやすく、人目につきやすい明るい場所では、犯行がしにくいことがわかりますね。

かてなちおでも以前「パラダイム・シフトで安全をシフト」の回で扱ったのを、ご存知かと思います。
http://www.kannukiya.com/blog/articles/2008/06/06.05-180041.html

この回では「犯罪原因論」を取り上げ、は犯罪者が犯行に及んだ原因を究明、除去することによって犯罪を防止しようという考えについて、触れました。

立正大学小宮信夫教授は「なぜ犯人が犯罪を行ったか」ではなく「なぜ犯人はこの場所を選んだのか」に注目し、犯罪が起こる場所には、必ず「入りやすく・見えにくい」という2つのキーワードがあり、犯罪が起こりにくい場所は「入りにくく・見えやすい」について、触れています。

最近は、地域のボランテイアの方が、見回り等を強化したりして、積極的な取り組みをなさっている自治体も増えました。大変喜ばしい事ですね。警察も、地域の明かりが届きにくく、犯罪が起こりやすい箇所の地図を作成して、住民の方にお知らせしているようです。

回覧板等々、地域情報に掲載される事もありますので、新聞等に挟まっている場合は、必ず、一度は目を通しておかれた方がいいと思います。

これと同じように「門灯・玄関灯の灯りで地域の安全を」を啓蒙している地域もあります。

私たちの身近なところで、ひったくりや住宅侵入などの犯罪が多く発生しています。これらの犯罪の多くは、薄暗い住宅付近で発生しています。犯罪者は見られることを嫌い、明るい場所での犯行を避けることから、家の周りを明るくすることにより、犯罪防止に効果があります。

皆さんの家庭の門灯や玄関灯を終夜点灯して、家の周りを明るくし、犯罪防止にご協力ください。※門灯などの電気代は、20ワットの電球を1日10時間点灯して も1か月約130円です。

確かに、これも立派な地域貢献で、ちょっとした事で防犯に役立つ、いい例だと思えます。こういった事を一まとめに「環境都市デザイン」として扱っているようです。もし、引越しで新居等に移転される場合、こうした観点から、住む町、場所を選択してみるのも、いいのではないでしょうか?

しかし、なんといっても最大の犯罪抑止力は「近隣力」です。常、日頃から、近隣の方と親しくしていたら、それ程、不安もなく安心出来ます。また、不審者といった異変の察知が素早いのも、近隣力です。しかし、個人主義が進み、近隣力が弱いとされる新興住宅、マンションでは、こうした力を望んでも、具体的にどうやっていくのか?会合を開くのか?といった悩みがあります。

こういった時に、答えを見つけるのは、実に簡単なんですよ、ジ・ツ・ハ(笑)何のことはない、ご自身の経験、体験に基づいた行動をすれば、いいだけなんです。新入社員、入学と、新しい経験、体験を積むときに人がとる、常識的な行動とはなんでしょう?「挨拶」です。

■挨拶

人間同士が何らかの目的で顔を合わせる場合、すぐにその目的に関する話題を始めることはまずない。最初に互いの姿を確認した際、言葉や身振り、あるいはその両方で互いに相手の存在を認めたとわかる行動をする(目を合わせ、手を挙げる、「やあ」と言うなど)。

さらに接近して話し始める際も、特定の動作や言葉で互いに話し始める。これらの一連の行動が挨拶である。また、本題に入る前に互いに関する情報や天候や前後の無関係なやり取りなどをするのが普通で、これも挨拶に含めることもある。

なお、たまたま顔を合わせた知り合いのような場合には、挨拶だけの話が終わることもままあるが、挨拶をしないと対人関係が悪くなる可能性がある。挨拶が素っ気ない人物は「無愛想」と呼ばれる。

挨拶の概要にこのように書かれています。また「挨拶」の「」あいは「ひらく」と呼び「」のさつは「せまる」と呼びます。なんとなく、挨拶、本来の意味が分かってきませんか?心が拓きあって、迫る、つまり、なんとなく心をゆるせる間柄になっていくという事ではないでしょうか?概要にもある通り「無愛想」は頂けません。

一般社会人としは、本来失格の烙印を押されてもおかしくないと思うのですが、昨今は、どうも、この辺が曲解されているのか、まともに、挨拶をしなくて、もまかり通る、摩訶不思議な世の中になっていってるように、思えますね(笑)皆様の身の回りでも、ままある体験では、ないでしょうか?私の近所でも、参加しているサッカーチームでも、いますね(笑)

付け加えれば、感じの良い、挨拶はその人の心の健康のバロメーターになっているといいます。確かに、無愛想な人はやっぱり、心の内に何か、良くないものがあるように思えますし、言動がどうも、気になる人が多い感じがしますね・・

ゆえに、子供には性格だ、どうだという前に、挨拶が出来るように、すべきでしょう。「ち~っす」じゃね~ナメてんのか!って、本来、掴み合いになってもおかしくないでしょう(笑)笑っていますが、私は結構、立腹する質です!

さて、色々、書きましたが、現実的にコストをかけて、されるべき対策と、現実的に、コストをかけずに自分の在り様次第で解決していく対策について、触れたつもりです。まあ、世の中、色々ありますが、要するに、在り様次第でなんとでもなるのではないでしょうか?私は、そう思います。

その在り様をしっかり教え込むのが本来の「教育」であって、読み書き算盤とは別個なものでしょう。まあ、これも、在り様次第ですね(笑)

 

 

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