かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

Top > ヴォーグ・ファッション100年に思うこと
皆様、ご機嫌いかがですか?閂屋の北野です。さて、季節も夏と秋の合間に入り、装いも新たになってくる時期ですね。夏場は、どうしても、着る服が限定されます。涼しくなってくると、好みに合わせた服を選ぶ選び易いという、楽しみがありますね。

ご自身を着飾ことに、執着する方もいれば、全く感心がない方もいらっしゃりますが、綺麗に見える、格好よく見えると、言われて悪い気になる方がいないもの、事実です。どうせでしたら、そうありたいですしね(笑)格好いい人、ファッションリーダーではありませんが、皆様の近くにもいらっしゃるのではないでしょうか?

手っ取り早く、お手本を作るのに必要不可欠な媒体、ファッション誌があります。その中でも他誌とは一線を画し、独自の「スタイル」を持った雑誌があります。「VOGUE(ヴォーグ)」です。歌手のマドンナさんがタイトルにして歌った事でも有名でヴォーグダンスというジャンルまで、出来た程です。私にはかなり、懐かしく思いいれのある話です。私は”あっち系”ではないですよ、念のため(笑)

peterlindbergh.jpg ヴォーグ誌は100年を越える歴史があり最近「ヴォーグ・ファッション100年史」という本が発刊されました。写真の女性を、ご覧になった方も多々いらっしゃると思いますが、中々、地味に見えて、絢爛な写真だと思います。世界中から厳選されたモデル達が被写体となるのですから、現実のファッションとは別個に考えたほうが、いいですね(笑)

さて、今回のかたなちおは、ファッションから世の中を見てみたいと思います。冒頭にも書きましたが「良く観られて」損する事は、ないからです。といって度派手な服や、明らかにその人に合っていない服装を好む”勘違いさん”も困り者ですが(笑)

生活を守るという観点からは、遠い感じもしないでもないですが、やっぱり人様から、好感を頂くのは大事な事であり、ひいては、外見から、意外な善き出来事があったするのも事実です。容姿は天性ですが、外見は磨けるって所が””だと思います。ともかく、見た目の大事さ、そういった事が伝われば幸いです。

p> ■ファッション(fashion)

服飾や髪型・化粧などのスタイルや装いのこと。なかでも、人々のあいだで流行している服装を指す。世間の風潮。

雑誌に留まらず、あらゆる媒体で紹介、推薦せれています。たかが””といってしまえばそれまでなのですが、大いなる経済原理が背景にあり、巨大な産業でもあります。映画「プラダを着た悪魔」では、そういった背景を出来映えもよく描いています。アン・ハサフェイの可愛さと、メリル・ストリープの巧さに脱帽ものの良作です。

映画は、ファッションには無関心、無関係のアン・ハサフェイが、最新モード会社秘書として働くはめになり、カリスマ的存のGMであるメリル・ストリープの元で働く悪戦苦闘を描いた作品です。

この中で次の雑誌に載せる服を選んでいる時に、ベルトの色をどうするか?と話し合います。その様を見て、アン・ハサフェイが、どれも同じ青色なのに、細かい話をしてると、笑います。

その時、メリル・ストリープが彼女が親切心を出して(話口調、態度は冷徹なんですが)アン・ハサフェイが着ているセーターの青。それは、5年前のファッションショーで紹介された青色であり、そこから瞬く間に流行。上から下まで、あらゆる量販店で扱うようになったと、影響力を説明します。巨大産業の内幕ですね。ファッションを造る、仕掛けるの原理です。

完全に打ちのめされたアン・ハサフェイは、周囲に認められるため、ファッションコーデネーターの助力を得て、自分を磨きだし、素敵なレデイに変貌を遂げます。シンデレラ・ストーリーですね(笑)しかし、凄く大事な側面もあります。「外観」です。

同じ、技能、能力がある二者が何が要因で、良く思われるか?勿論、受け応えや対応という性格もありますが、外観が大きく影響するのも事実です。なんでも、人は「第一印象」で人の印象をほぼ、決めてしまうと言われています。興味がないではなく、自分を磨いていく行為の中で、真にその人が揉まれ磨かれ、外観、内面が変わっていくのではないでしょうか?

この作品でも、最終的なその人の魅力は「内なる美」だとしています。ただ、これにだけ頼っていては、内なるも外なるも美はないという事でしょうね。大変、良く出来たテンポのいい作品です。内なる美を開花させるために、見た目、外観を磨いたほうがいい、という提案です。

自分のために、美しくするという考えもありますが、やはり、人から評価されての外観だと思います。同姓の評価も大事ですが、出来れば異性から評価されたいものです(笑)これも、ごくごく単純に異性から「綺麗ね、格好いいね」と言われて、悪い気にはならないでしょうし。いつまでも、そう在りたいが願望ではないでしょうか?

ヴォーグ100年史も時代と共に、刻々と変わる流行、男女関係を写真が物語っています。コルセットぎちぎちに固めらた女性のファッションが男の視線からどうように解放されたか?解き放たれた上で今度は、どう見られたいと願い、どんあ服を身に付ける事で、自分をコントロールしていったか?が、あぶり出しのようになっています。

ある時は、男性と対抗するように戦闘的な肩パットの入った服が流行し、反動として女性らしさを強調すべくボデイラインを強調した服が流行し、揺り返しを続けています。それと、ファッションの20年周期。これは、私の造語なんですが、20代の若者が社会に入り、およそ20年経った頃、あらゆる部署で指揮を執る立場に立っているでしょう。

誰しも、自分の青春時代は良き時代であり、何がしかの形で復活させたいと願うものです。そして、20年経てば当時の”古い”ファッションも””の若者には新しく、格好いいものに映ります。こうして円環していくのではないでしょうか?服飾に留まらず、政治、経済、文化とあらゆる分野が。ただ、単に20年、戻るだけでなく多少、創造者の意図である”色”が付いて・・

作家の村山由佳さんは、ヴォーグ100年史のコメントとして、こう締めくくっています。

女たちは、これまでになく自由に服を選ぶようになっている。男を喜ばせる服でなく、男と戦う服でもなく、男を意識した服でさえなしに、ただ、自分が着ていて幸せな服を。あえて、こう言い切ってもしまっていいのかもしれない。人の全ては、見た目に表れる。」

まあ、一事が万事、それを人の外見に応用するとこうなるのでしょう。後は、ちょっとした礼節というか気配りですね。たまに美術館、遺物等を見に行った際、数世紀をえた作品を短パン、Tシャツで観にくる人を見かけます。

これは、ちょっと如何なものでしょうか?米人ではあるまいし(笑)勿論、服装はその人を表現する手段。表現の自由は憲法でも保障されています。

私は、服装としての外観よりも、場所にあった服装をしているか?の外観の方が、余程気になりますし、大事な事ではないのかな?と、思っています。こっちは「品性」の問題なのでしょね。品のある人になりたいですね。そしたら三人くらい(三つの口)が揃えて、何か褒めてくれるでしょうし(笑)大事な事だと思いますよ~☆

 

 

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