かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

Top > ゲル状の地震対策

皆様、ご機嫌いかがですか。閂屋の北野です。お盆休みも終え、初日のお仕事は、さぞ、辛かっただろうと思えます。私もそうでして(笑)夏の風物詩の一コマの終わりで、子供の夏休みが終われば、秋到来となりますね。

しかし、今夏は、奇妙というか、不安な感じの風物詩でない現象が、多々、見受けられました。冷夏や水難事故、長雨もそうですが、それ以上に日本人が恐れる三大要素の一つ「地震」です。発表によると、恐れられている東海地震ではないと、なっていますが、不気味さが、軽減されたわけでは、ありませんね。

日本は、関東平野、大阪平野、濃尾平野などの平野部に多くの人が住んでいて、やわらかい地盤で覆われ、揺れが大きくなることが分かります。地震による地表でのゆれの強さは、主に「地震の規模(マグニチュード)」「震源からの距離」「表層地盤」の3つによって異なります。一般には、マグニチュードが大きいほど、また、震源から近いほど地震によるゆれは大きくなります。

しかし、マグニチュードや震源からの距離が同じであっても、表層地盤の違いによってゆれの強さは大きく異なり、表層地盤がやわらかな場所では、かたい場所に比べてゆれは大きくなります。防災対策上、そのような場所を知っておくことは重要だと思えます。「内閣府 防災情報ページ」には、詳しく書かれています。

http://www.bousai.go.jp/oshirase/h17/yureyasusa/

内閣府では、特にゆれやすい地域にお住まいの方には、家具の固定、住宅の耐震診断や耐震補強などの対策を優先的に行うなど、日頃の地震への備えの参考としていただきたいと考えています。と、語っていますし、その通りでしょう。

関東近辺に住む方には、地震は日常茶飯事といっても差し支えない事のようだと、伺っています。対岸の火事ではなく、我が事なのでしょう。つまり、備えは各家族で出来ていると思えます。問題なのは、私のように近畿といった、頻繁に起こりにくい土地に住む者でしょう。

今回の地震で大活躍(?)した物があります。「衝撃吸収ゲルパッド」です。一見、なんでもないように見えますが、これが、大変な縁の下の力持ち。家具等の火災道具が転倒するのを、防いでいます。値段もお手ごろで、使い勝手もいいようです。「 衝撃吸収ゲルパッド」で検索されたら、すぐ出てきます。

今回のかたなちおは、地震前の備え、家具の転倒や落下を防ぐには?について触れてみたいと思います。

地震対策は、多岐に渡ります。最悪の場合、サバイバルとなるので、どこまで、どう想定するかは一概には言えず各自の判断となりますが、特殊部隊のような装備を揃えるのも、どうかと思えます。もっとも、最悪の最悪を考えれば、その程度の装備があっても、徳こそすれ、損はないように思えますが・・・ご近所さんに、怪しいと思われても、よろしくないですね(笑)

地震は、いつ、何処で、何時に起こるか?誰も分かりません。そこで、一番危ないと思われるのが「寝室」です。皆様のベット、布団を敷いている辺りに家具はありますか?「タンス、本棚、テレビ」が寝ているあなたに倒れて来たら・・・

かなり、危険な凶器になると思われますし、当たり所が悪ければ即死って事もあるでしょう。それぞれ、理想的な地震対策を述べるます。

■ タンス・棚

L字金具などで固定しましょう。支え棒を使用する場合は壁側に設置し、床との間に免震ゴムを手前側(壁の反対側)に入れるとよいです。最近では天井との隙間に入れて転倒を防止する箱も売られています。2段重ねのものは上段と下段のつなぎ目を金具で連結して、両開きタイプのものは扉が開かないように止め金具を付けましょう。ガラス面には飛散防止フィルム等を。

■ 本棚

すきまがあると危険です。すきまがあるときはブックエンドなどを活用。本がすべり落ちないように、バンドをかけておくといいでしょう。

その他、額縁や照明器具、ピアノと多々ありますが、優先するのは「倒れて、当れば、怪我、最悪、死に至る」と思える重さのある物を中心に、金具などで固定して、転倒を防ぐ事です。これだけで、生存、怪我を負わない確立は高くなりますが、実際にそれをするとなると・・・正直、面倒ですよね(笑)

そこで、登場するのが、最初にご紹介した「衝撃吸収ゲルパッド」です。ゲルを、適度な大きさに切り、家具や棚の下に差し込むだけで、済みます。実際の映像を見たのですが、震度6くらいだったと思うのですが、ゲルを敷いた家具は、揺れるだけで、殆ど、動いていませんでした。大したものです☆

ゲルのやつは家具を置くときでないとなかなか敷きにくいので、引越しや模様替えの時が、理想的だと思えます。家の家具全部となると1万円くらいになるのでしょうか?しかし、保険と考えれば安いものですが・・・

ゲルパットを敷くのは、そんなに、苦労も無く思えますので、お休みの日にでも、重いものから、敷き詰めていくのもいいのでは、ないでしょうか。いずれにせよ、日本は地震大国、いつかは、起こるであろう事態に備えておくのも、悪くはないです。皆様の安全、安心を、お守り下さい。

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