かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

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皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。今週から、お盆休みに入り、故郷で、海外で、あるいは巣篭もりでと、それぞれに過ごされているかと思います。私ですか?巣篭もりですね(笑)さて、お盆といえば「お墓参り」。日本の善き風習と思っています

少し、水を差すようですが、この風習、習慣化したのは、意外と新しく昭和30年代からだといいます。高度経済成長に合わせて、郷里を離れ、暮らす事で年に一回のお盆休みは、お墓参りに先祖供養といった風潮が生まれたといいま。

きっかけは、どうあれ、年に一回くらい、先祖供養を兼ねて、お墓参りは、やはり善き習慣だと思えます。何よりも”バチ”が当りそうにないのが、いいですね(笑)習慣化しているものは、意外と知られていない物事があったりします。

今回のかてなちおは、お墓参りの作法について触れてみたいと思います。もっとも、こういった物事は””ではなく、参るという””が大事だと、非常に日本人的な解釈をしてしまいます。間違ってはいないでしょうが、折角、行くのですから、形になるようにしたいですね

作法に触れるといいつつ、実は、お墓参りには決まった作法がありません!皆様も少し、驚かれたのではないでしょうか?お葬式と混同してしまいがちで、なにがしかの作法があると、思ってしまいがちですが、実はないのです(笑)、となると、各、家ごとの”決まり事”が作法となるのでしょう。

ただ、こう言い切ってしまうと、身も蓋もないので、持ち物として

生花、線香、ロウソク、お供え用のお菓子や飲み物、それを置くための半紙、数珠、マッチかライター、タワシや箒な雑巾などの掃除用具、ひしゃく、手桶、ゴミ袋。

この中で、ひしゃく、手桶、タワシ等は備えられていますので、お借りして、丁寧に使って返すのがいいでしょう。場合によっては、お墓の雑草取りのためのスコップ等々、そういったモノを用意されるのも、いいでしょう。

時折「故人が好きだったから」と、お酒を墓石にかける人を見かけますが、化学変化で墓石が変色し、シミになることもあるので避けた方がよいです。後、タワシと書きましたが、墓石にこれを使うのもよろしくありません。剥げた所から、シミになったり苔が生えたりして、墓石を痛めるからです。因みに、我が家は雑巾でふき取ります。これだと安心ですね。

次に、線香を点火して香炉に立てるか、線香皿の場合は横に寝かせます。点火には風よけのついた”風防ライター”を使うと便利です。100円ショップで売っていて、私も重宝しています。線香の火は口で吹き消すのではなく、手であおいで消します。人間の口はとかく悪業を積みやすく、けがれやすいものなので、仏に供える火を消すには向かないからとされています。

お参りの順番は故人と縁の深い者からはじめます。線香を消さないよう注意しながら墓石にたっぷりと水をかけ、正面に向かい合掌します。冥福を祈るとともに感謝の気持ちや報告したいことなどを心の内で語りかけます。短い題目を唱えるのもよいでしょう。

合掌の仕方としては手に数珠をかけ、胸の前で左右の手のひらをぴったり合わせ、軽く目を閉じて頭を30度ほど傾けます。全員の合掌が済んだら、お墓参りの手順としては一通り終わりです。花、線香以外のお供え物は、カラスなどに食い散らかされないよう必ず持ち帰りましょう。鳥の糞は、掃除が大変ですから。

お墓参りは、なるべく午前中に行きましょう。古い、言い伝えでは午後から行くと、先祖様が付いて来るとか?いい事のようですが、生者と死者は、別の世界で暮らしています。交わるのは、よろしくないからでしょうね。なんでもないようですが、経験則や生活に根ざした、言い伝えはやっぱり、意味があって、守った方がよいでしょうね。

それでは、お墓参りをしつつ、善きお盆休みをお過ごし下さいね☆

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