かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

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皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。早いもので、今年も下半期に入りました。感覚的に7月を下半期とは、思いにくい感じはしますが(笑)特に、お子様がいらっしゃる家庭では夏休みと、慌しいですよね。今年は不景気ですから、多少、緩和されるでしょうが、お盆の里帰り、リフレッシュを兼ねた、海外旅行等、様々な場所に出向く方も多いかと思えます。

渡航される際は、様々な注意事項があるのですが、意外と知られていない(?)トラブル病気です。

外務省統計(2004年度)によると、日本人の海外での死亡原因は病気(55%)、事故・災害(30%)、犯罪被害(4%)、その他(11%)

なかでも、中高年の方で持病持ちの方がが半数を占めるという結果となります。 不慣れな地に赴くのですから、何がしかのトラブルの際、対処等に手間取ったからでしょうか。つまり、備え、もしくは準備で、その半分以上は、防げるのではないか?と、考えられます。

今回のかてなちおは、主に、中高年の方が海外で身体のトラブルが発生した際、どう対処すべきか?を、夏休み前特集として、取り上げてみたいと思います。ただでさえ、想定外の事柄が起こりやすい、旅先。それが、異郷ともなれば、尚更、備え、準備、用意が必要と思うからです。まして、大切な命を守って頂きたいと思っております。

海外旅行中の病気というと、腸チフスやコレラ、マラリアなどの感染症がまず連想されます。ところが実際には、死亡原因の大半が脳卒中や心筋梗塞なのです。中高年が旅行中に病気を発症する例が目立ってきたことから、大手の旅行会社では注意事項をまとめたパンフレットを作成したり、ホームページで注意を呼びかけるところも増えてきています。

脳卒中や心筋梗塞の背景には、高血圧や糖尿病、動脈硬化などさまざまな病気があります。血圧や血糖値が少し高いという程度の人、予備軍の方でも、海外旅行中は環境の変化から思わぬ発作を起こすこともあるので、十分な注意が必要なのです。持病のある方は、海外旅行に出かける前にしておくべきこと、現地で注意したいことなどをよく知った上で、万が一のときにもあわてずに対処できるように準備しておいて下さい。

血圧や血糖値が高い、あるいは不整脈やアレルギーがある人などの場合、海外旅行に出かける前にきちんと体調を管理しておくことが大切です。海外旅行中は時差や気候の変化、疲労、睡眠不足などが重なり、ちょっとしたことで血圧や血糖値、脈拍などが乱れやすくなるからです。ストレスや食事の違いなどから、アレルギーや下痢などを起こすこともあります。

持病がなくても、こうした旅行時の体調の変化に備え、出かける前はふだん以上に体調の管理をしっかりするようにしましょう。出発前の数日は、仕事で無理をしたり、忙しく過ごさないようにすることも大切です。疲労した状態のままで海外へ行くと、環境の変化が加わって心臓や血管、肺などに負担がかかり、旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)をはじめとした血管系の病気を起こしやすくなるからなのです。備えを箇条書きでまとめてみます。

■英文の診断書や、いつも飲んでいる薬の内容などを記した証明書(治療証明書)を書いてもらい、常に携帯しておく。

薬が無くなったような場合、日本での薬の名称(商品名)や記号などを知っていても、海外では通用しません。ですから国際表記となる英語での薬、診断書
が有効なのです。これを基本に、続けます。

■ぜんそくやアレルギー疾患がある場合も、その旨書いておいてもらいましょう。ぜんそくの発作のように、心臓発作と間違えやすい症状もあるので、診断書を持っていると適切な治療を受けやすくなります。

■糖尿病の場合には、インスリン携帯証明書などのほか、医師に「糖尿病カード」を作成してもらいます。これは「日本糖尿病協会」が発行しています。ほとんどの航空会社では糖尿病用の機内食が用意されているので、旅行会社に確認し事前に申し込んでおくようにしましょう。

海外で病院にかかる場合に備え、海外旅行保険にも入っておくほうが安心です。保険にはいろいろな種類があり、サービス内容にも違いがあるので、必ず自分の病気が対象となっているかどうか確認しておくことが大切です。

■持病がある場合には、いつも使っている薬を1週間分多めに持って下さい。事故や災害にあって、現地で動けなくなる場合もありえます。薬を2つに分けて入れて、予備を持って下さい。ぜんそくやアレルギー疾患がある人も、環境の変化から急に発作を起こすことがあります。しばらく発作がない場合でも、緊急時に備えて薬を持って備えて下さい。

他には食事面。生ものに注意するだけでなく、塩分の多い食事や食べすぎ、飲みすぎにも気をつけて下さい。つい。調子にのり、珍しいものなどを食べすぎる傾向がありから。生水もそうです。最近の中高年の海外旅行では、ヨーロッパアルプスなどでの登山やハイキングがちょっとしたブームにもなっています。

高地の環境にからだが慣れないまま登山をして、高山病にかかったり、疲労から倒れるケースも目立っていますので、からだを慣らして様子をみたり、体調が不十分な場合は登山などを取りやめるのも勇気。「ご自愛」です(笑)

海外旅行に出かける中高年の増加に合わせ、旅行会社でも熟年向けのツアープランを企画するところが多くなっています。健康面に重点をおき、日程にゆとりをもたせ、高齢者の体力などに合わせたものがあります。特に、持病をお持ちの方は、こういった選択が良いのではないでしょうか?

脳卒中や心筋梗塞の場合には、条件の揃った病院を探していると手遅れになりかねません。ツアーの添乗員や旅行会社の担当者、ホテルのフロントなどにまず救急車を呼んでもらうようにしましょう。救急車を呼べば、時間を短縮できるだけでなく、症状から判断して適切な専門病院に運んでくれるからです。時折、書きますが、安全、安心をお金で買うと解釈なさって下さい(*海外では救急車は有料です)

こういった事に注意なさって渡航されれば、かなり、安心なのではないでしょうか?国内、海外を問わず「最悪の状態」を意識して、その備えを用意すると、いった感じでしょうか?

若い人は、無謀な旅行もいい経験ですので、そっちをお勧めします(笑)気をつけるのは、本当に危ない場所、危ないモノ、例えばドラック。好奇心から手を出して、人間廃業につながるって可能性もあります。命あっての”モノダネ”ですから。好き旅行を楽しんで下さい☆

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