かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

Top > 名車から見える、次世代の足音・・中編

皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。「個性」が大事だ!と、叫ばれています。物あまりで売れなくなっている現代、少しでも、他と違った商品が求められているからでしょう。人にもそういったモノが、求められているように思えますが、あんまり、パッとしませんね(笑)特に、日本は個性がないもしくは、薄いといわれ”がち”ですが、本当にそうでしょうか?

スポーツ雑誌NUMBERのサッカー特集の記事に、イタリア人ジャーナリストに、Jリーグを評価してもらうという、記事がありました。サッカー論そのものも興味深かったのですが、それ以上に興味深かかったのが、以下のようなコメントです。

スパゲッテイ・ナポリタン。僕は、この味に恐怖すら覚えた。日本人は、全く独自の解釈をして、全く違ったものを造り出せる

その後は、いずれ、サッカーも独自な解釈をして、全く新しい戦術を考えつくのではないか?と、結んでいます。何でもないような指摘ですが、非常に重要な示唆が含まれていて、日本には遠藤周作氏曰く「作り替える力」があるといいます。クリスマス、バレンタインデーがいい例でしょう。高尚な所では仏教でしょうか?(笑)

不幸な例ではありますが、江戸末期から昭和まで、あれ程、短期間に列強と肩を並べるまでに成長し、戦後も経済で同じように発展した国は、世界広しといえ、日本だけでしょう。””から””まで、20年程で行き着くのですから。間違いなく言える事は、日本独自の解釈から発展させたという事です。凄いのですよ、日本人は☆

今週も、先週に続きですが、こういった話がどう、関係あるのか?疑問の方もいらっしゃるでしょう。それは、続きを読んで頂ければ分かります(笑)今回は自動車発祥の地、欧米車を取り上げつつ、その上で日本が何を守り、どう作り替える事が出来るか?を、かてなちお風に語ってみたいと思います。そうすれば、いい意味で、強い日本が戻ってくるでしょうから☆

■ 二階 欧米車

こちらの、草分けは豪華絢爛の王朝絵巻です。自動車というより”客船”もしくは、移動する”王室”を想像して頂ければと思います。贅の限りを尽くし、威信を掛けた、特権的な人達のためだけに、造られた車の時代です。英国、仏国と、当時の列強の車が主ですが、時代は米国へと移り変わるのと同じく、米車が力を発揮しだします。

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クラシックカーは物凄く、グラマラスな女優さんを観ているようでした(笑)シートの皮、パネルに使われている木材と、とにかく、ウッとりしてしまいます。芸術品とよくいいますが、本当に、そんな感じです。特に印象に残ったのが「ドラージュタイプD8-120」車が、絢爛豪華だった最終傑作ではないかと思えます。

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T型フォード」が、大衆車というジャンルを造ったと言われています。ベルトコンベアーに乗せた、大量生産体制を初めて作り、安価で買い易い車が登場し、時代は「大量生産・大量消費」の20世紀型消費へ突入したと言われる歴史的な車です。実際に拝見すると、その割にはというか、随分、立派な車でした。正直、ちょっと驚きました!もっと、チャちい車と思っていただけに(笑)

とはいえ、まだまだ、欧州の高級車を”真似て”製造された”デットコピー”の印象は拭えません。今日、我々が目にする”車”からは、程遠い印象です。1930年頃から、変化が顕著になります。丁度、日本の1970年代に「国民者構想」として、スバル360や先週紹介した、スズライトが登場したのに似て4人乗りで一般の人でも購入出来る車が登場し、デザインも今日の車に近づいてきます。

特に、興味深かったのが米車です。新大陸でも1890年代から車が登場していますが、いわゆる”アメ車”ではなく模倣品であります。しかし、1930年、キャデラック、リンカーン、ジープが登場すると、見紛う事なく、アメ車となってきます。つまり、”独自性”が確立されます。

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ここで、気づいたのですがどうも、デザインといった独自性は、その国に輸入されてから、およそ、30~50年といった時間が必要とされるのではないか?と、思えました。日本車は戦前、戦後で大きく性格を変えますが、戦後、30年の70年代から”日本車らしさ”が出てくるのも偶然ではないでしょう。その後、内需から輸出に切り替わったため、デザインそのものは、妙に媚びたモノへと変化しますが・・・

ローラ、コロナ、マークⅡ、クラウンと、格を上げていく販売方式を編み出したのはGMで、それを日本は真似て成功しました。現在、世界を導いた米国が、迷走しています。ビック3と言われる、米国メーカーも解体され国有化されつつあります。日本は”教師”を失い、独国等の、本物の強力なライバルと国際市場で凌ぎを削っていく時代に突入した上、中国、韓国のライバル達から、突き上げを食らう立場になっています。

今までのような”あの車に似てる”は通用しない時代、市場へと進んだわけですね。大丈夫でしょうか?私は安心しています。一度、途切れた90年代からはや、20年が経過し、間もなく30年に突入します。つまり、本物の「ジャパン・オリジナル」の容が出来る時期に入った、と、言えます。後は、現場の人達、社会がこういった変革が求められている時代を、どれだけ、認識出来ているか?では、ないでしょうか?期待したいですね☆

今日、車に求められるモノは様変わりして「エコ」がキーワードになっています。電機自動車、ハイブリット車ですね。こういった車、1910年代から登場していたといえば、意外ですか?1900年代初頭は「科学」の方向性が様々な分野で試され、とてもユニーク(独特)な時代でした。次回はこういった歴史にも触れつつ、話題の電気自動車と、ハイブリット車、どちらに軍パイが挙がるか?を語ってみたいと思います。

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