かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

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皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。昨日までの大型連休は、楽しく満喫できたでしょうか?今日からしばらく調整というのでしょうか、休み明けに待っている、山積された仕事に振り回される一週間が続きそうですね。この処理が結構、大変だったりしますね。

処理といえば、配置換え、部署変え等で自分の机といった、身の回りの整理が出来かけている頃かな?と、思います。案外出来かけの時期が一番、シンどかったりするのですが(笑)何年か、何十年になるかは分かりませんが、最初にいい状態にしておけば、後々、楽になるので、じっくり取り組みたいですね。

昨今、業務でパソコンといった機器を使われる事が、当たり前となっているかと思われます。こっちの””は経験や経験のある方が、近くにいると楽ですね。個人情報保護の観点から、周辺機器や不正アクセスへの対策と、一頃に比べて、やる事が増えているのではないかと、思われます。

コードを繋いで、等々、ナニがなんだか分からなくなるので「無線LAN」を導入されている方も増えているのでは、ないでしょうか?確かに、便利ですね。ノートパソコンといった移動可能なPCなら、なおの事。益々、小型化が進んでいる上「クラウドコンピュータ」と呼ばれる、新技術も登場していますし。

便利になるという事には、必ず”反面”があります。「漏洩電磁波」という言葉をご存知でしょうか?

PCや周辺機器から発する微弱な電磁波。特に、知られたくない情報を含んだ電磁波を指すことが多い

最近、漏洩電磁波から情報を盗む、盗まれるという被害が少しづつ、増えてきてます。情報漏洩を防ぐために、様々なシステムを組んでも、電波が”漏れて”いると、モレを防ぐ事が出来ないのですね。困った話です。今回のかてなちおは、大事な情報を守って頂くために、漏洩電磁波を取り上げたいと思います。目に見えない形で、盗まれるのが怖いところですね。

漏洩電磁波について、もう少し、詳しく掘り下げてみます。

モニター、キーボードの接続ケーブル、ネットワークケーブル、USBコネクタなどから微弱信号が放射され、情報が漏洩する場合があり、隣接する建物や車などに指向性のアンテナを設置して、目的のパソコンなどの電子機器に向ければ、実用的には数十メートル離れた場所からこのような信号を傍受できるといわれています。また、同期信号のずれを利用して、特定のパソコンからの情報を選択的に傍受することが可能であるとされています。

一般に知られている実験では、ブラウン管やケーブルから発生する電磁波を3m離れた地点で傍受して、表示されている画像を再現した例があり、微弱な電波である為、傍受可能な距離は100mが限界であるとされていますが、より離れた場所からできる可能性も示唆されています。

映画「アキハバラ@DEEP 」でも、こういった場面が登場しますが、特別な技術や機材を持つ人、団体でなくても、数十万程度の機材があれば、十分、電波盗聴は出来るのです。以前TVでも、電波漏洩を調べる機器を持って、窓側に立つと、建物の外でPCを開いている怪しい人物が映し出されていました。とっても、怖いですね~(汗)

■侵入電磁波

故意に電磁波を発生・送信させる事で、情報機器の誤作動・破壊させる電磁波

現在、二つの電磁波の被害が確認されています。どちらも、大変、困った事態を招く事は、間違いありません。では、具体的な対策はあるのでしょうか?

■テンペスト

漏洩電磁波の傍受への対策はテンペストと呼ばれています。この語は元来米軍のコードネームで、漏洩電磁波に関するセキュリティ上の問題を研究し、防護のための規格を定めることを目的とする政府の計画を指しています。

具体的には、回路設計の段階で信号の漏洩を防ぎつつ、ケーブル等を被覆して電磁波をシールドすることが基本的な対策です。また、パソコン等が入った部屋全体をシールドするという手段もああります。

根本的なパソコン対策としては

1:CRTから液晶ディスプレイへの変更と電磁シールドの強化 2:筐体自身の電磁シールド強化

こういった問題に対処すべく「製品」も登場しています。「NTTアドバンステクノロジ」では9千円程度で、電磁波を低減して盗聴を防ぐディスプレイ・ケーブルを発売する予定となっています。また、電波漏洩を防ぐ、ソフトの開発も急がれているようです。どちらにしても、今夏辺りからPCショップ等で販売されだすでしょう。

これで、安心とはいかないのが難しい所でして、結局”いたちごっこ”になるのです。漏洩を防ぐ、ハード・ソフトが開発、販売されると、それを”解析”して、電波を盗む機器、ソフトが開発され・・といった連鎖になるからです。だったら何もしなくても同じではといった話になってしまうのですが・・・

かてなちおからの提案としては、外部との接続、ネット、から切り離した一体を設けるべきでしょう。この一体にしっかりコストを掛けてやって、電波漏洩を防ぐ、コード、モニターを付ける事ですね。これで、数年はもつはずです。新しい漏洩技術が出たら、それに対処する機器が登場するのも事実です。こういったアップグレードを欠かさない事が必要となるでしょう。

クラウドコンピュータの更なる普及、電磁波を出さないパソコンがそう、遠くなく実現するだろうと思われます。こうなったらかなり安心になるのですが、要するに、どの程度の費用を掛けて、どの部分の情報を守るか?といった判断が重要なカギなんです。その見極めを、業者に依頼されるのも結構かと思います。

いずれにせよ、最終的に判断するにはインテリジェンス、つまり「知性」ですね。PCといった機器のアップグレードに伴って、使う側の知性もアップグレードして行く必要があるわけです。私も、もっともっと、頭を磨かないといけませんね(笑)なんにせよ、取り残こされるのは、ゴメンですよね(笑)

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