かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

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皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。月も変わって二月になりました。機嫌よろしく、過ごしたいのですが、なんというか、方向感なく、ジリジリと下向きな雰囲気に押されそうな毎日・・・

と、のっけから暗いですね~(笑)こんな時は、笑う門には福来るで、過ごしてみようと思います。うん、これで
気分は良くなった、の、かな?フム、ふむ。後は、自分の周り、つまり「環境」の改善ですね~ただ、これは、自分一人ではどうしようもありません。

割れ窓理論」をご存知でしょうか?なんでもないような、話なんですが、結構深い話なんです。某放送局の番組のような事いってますね(笑)いやいや、真面目な話「安心・安全のまちづくり」の基礎なんです。

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割れ窓理論
一枚の割れた窓ガラスをそのままにしていると、さらに割られる窓ガラスが増え、いずれ街全体が荒廃してしまうという、アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリング博士が提唱した理論。

かつて、犯罪多発都市ニューヨーク市で1994年以降、当時の市長が割れ窓理論を実践。割れ窓の修理や落書きなど、軽微な犯罪取締りを強化した結果、犯罪が大幅に減少したと言われています。

我々が中学生の時代。金パチ先生などの影響で「校内暴力」の嵐が吹き荒れていました。今、思い返せば、結構、笑えますが”不良”が窓ガラスを割り出すと、収拾がつなかくなっていくのを目の当たりにしています。あれと、同じ事ではないでしょうかね。それと「落書き」です。

今回のかてなちおは、街の秩序が乱れる兆候といわれる「割れ窓と落書き」について、触れたいと思います。皆様のお住まいの近くで、最近、増えいませんか?これは”サイン”なんです。ちょっとした事から、街の安全・安心の保全につながる、お手伝いになれば、幸いです。

割れ窓等、治安が悪化する経過は、以下のようになります。

1建物の窓が壊れているのを放置すると、それが「誰も当該地域に対し関心を払っていない」というサインとなり、犯罪を起こしやすい環境を作り出す。
 
2ゴミのポイ捨てなどの軽犯罪が起きるようになる。

3住民のモラルが低下して、地域の振興、安全確保に協力しなくなる。それがさらに環境を悪化させる。凶悪犯罪を含めた犯罪が多発するようになる。

こうした小さな秩序の破壊から、大きな崩壊に至るという事です。小さな穴からダムが壊れるのと同じですね。後、落書きです。落書きの歴史は大変古く、有史以来、行われている人の営みです。

昔は「らくしゅ」と呼ばれていました。中々、味のある、社会の最底辺に活きる者の最高にして、最低の皮肉と機知の利いたモノでした。

しかし、昨今の落書きは、殆ど意味不明な横文字が、ただ、羅列されていつだけで、大変、見苦しく、眉をひそめてしまいます。どうやら人は、悪いものを目にすると心が緩むようです。日本では、「目の穢れ」と教えてきました。悪い物を見ると悪くなるから戒めました。

つまり、人はお説教で犯罪がとまるのではなく、環境、見かけの荒廃に感応して、心が荒廃し犯罪を犯すという事のようです。「感化される」といいますが、人は””からの、視覚情報に80%依存した生物だといわれています。

つまり目にするだけで多分の影響を受けやすい生物なんです。「審美眼」ではありませんが、日頃、どんなモノを目にしているか?が、大きいわけですね。

最近は、こうした事が統計として知られるようになり、各自治体でボランテイア活動を通じて、落書きを消すといった運動が市民レベルで起こっています。暮らしの安全・安心は行政任せでなく、個人のつながりでないと出来ないという皮肉な面が浮き彫りになっていますね(笑)

では、治安の回復に努める行動はどんなモノなのでしょうか。

1一見無害であったり、軽微な秩序違反行為でも取り締まる(ごみはきちんと分類して捨てるなど)。

2警察職員による徒歩パトロールや交通違反の取り締まりを強化する。
 
3地域社会は警察職員に協力し、秩序の維持に努力する。

ここで、ようやくお巡りさんの登場です(笑)。窓割りも落書きも立派な犯罪です。しっかい、取り締まって頂きたいですね。もう少し、補足で「ビジネス界」では・・

日本のディズニーランドの経営では、些細な傷をおろそかにせず、ペンキの塗りなおし等の修繕を惜しみなく夜間に頻繁に行うことで、従業員や来客のマナーを向上させることに成功しています。

あるチェーン店は、単に傷を治しておくという消極的対策だけでなく「割れ窓」の対極である意味合いのピアノの生演奏を顧客に提供するなどして、成果につなげています。

総括としていえる事は、窓割り、落書きは立派な「犯罪」という事を意識させる、徹底する事だと思います。「の意識」は個人の道徳観念に左右されますので、ここに期待するのではなく、かなり法外な罰金といった法的規制を強化すべきでしょう。

悪法」と云われる「生類憐れみの令」で、殺傷事件がほぼ無くなったという”事例”を日本は持っています。こうした道徳観念に多大な影響を与えた話は、歴史の話でいつかUPしたいと思います。

物事は些細な事がきっかけで、崩壊していきます。故に、小さなうちから放置するのではなく、消去、撤去といった具体的な行動で抑止していくのが、肝心です。もし、皆様の周辺で窓割り、落書きが増えているのでしたら、地元警察等に問い合わせを行うと同時に、自治体を通じて、活動の概要を作るべきでしょう。

小さな事から、コツコツと、なんて、西川きよしさんみたいですが(笑)どうして、どうして、これは真理なんですね~そうですよね?キヨッさん?中畑のキヨッさんじゃあありませんよ(笑)それに、世間を”窓”といいますから、窓の破壊は世の破壊に繋がるのでしょうね・・・

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