かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

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皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。今年も一週間が経過しました。早いものですね~っとは
気が早いでしょうか?(笑)とはいえ、新年早々、イスラエルのガザ地区の報道が年末より続いており、きな臭い感じです。

国内では、派遣切りに代表される不景気の波が、押し寄せています。定額給付金を巡る、首相様の迷走と
揺れに揺れて、完全に方向性も目的もブレている状況ですね。以前、本人が語った「」とはなにか?本物のそれを、見せて頂きたいと思いますが、なんともな~といった感じでしょうかね・・・

新年早々、暗い話題もどうかと思っており、格好な話題があります。「カーボンナノチューブ」という素材をご存知でしょうか?

カーボンナノチューブ(Carbon Nanotube)
「カーボン=炭素/ナノ=ナノメートル(nm)/チューブ=円筒」と3つの言葉を合わせたもので、炭素原子が網目のように結びついて筒状になったモノで、直径はナノメートル単位と、極細で、平面のグラファイトを丸めて円筒状にしたような構造をしており、両端はフラーレンの半球のような構造で閉じられており5員環を必ず6個ずつ持つ、非常に安定した素材。

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難解な学術用語が並び、文系出身の私など、お手上げなのですが(笑)簡単にいえば「竹篭の篭目」の様な
構造が細胞単位の大きさで構成された、非常に強く、弾力に富んだ夢のような素材なんです。

飯島澄男氏が、1991年に電子顕微鏡による構造決定の研究で、金の原子がアメーバのように動く金超微粒子の“構造ゆらぎ”現象を発見されたのが、きっかけで、氏はノーベル化学賞の有力候補とも見られており、去年に続き、技術国、日本!の姿が印象づけられますね~

何事もそうですが”素材”が揃ってもそれをどう”使うか?”で価値が決まります。実は、本当にSF映画の世界のような計画が成されており「宇宙エレベーター」の建設実現が夢ではなくなっています。今回は大変興味深い「夢の架け橋」新進の月面宙返りではなく(笑)、エレベーターについて触れてみたいと思います。壮大な話ですよ~☆

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米ロス・アラモス国立研究所の元研究員、ブラットリー・エドワーズ博士は、次のように語っています。

宇宙エレベーターをSFの世界とみなすのは過去の話。建設のための基礎技術は、すでに完成している

宇宙エレベーター
地上から静止軌道以上まで延びる構造物(塔、レール、ケーブル等)に沿って運搬機が上下することで、宇宙と地球の間の物資の輸送を可能にするもの。電気を動力として用いることにより、ロケットよりも安全に、かつはるかに低コストで宇宙に物資を送ることができると期待されている。

旧約聖書におけるヤコブの話に因んで「ヤコブの梯子」、童話「ジャックと豆の木」から「豆の木」と呼ばれる事もあり、完成されれば、有史最大のもっとも偉大な建造物となるでしょう。ケーブルの総延長は約10万㎞と途方もない長さになります。

宇宙エレベーターの構想は1895年に「ロケット工学の父」とされる「コンスタンチン・E・ツィオルコフスキー」
が発案しており、著名なSF作家「アサー・C・クラーク/楽園の泉」に登場し、一躍有名になりました。クラーク
は静止軌道まで昇るのに必要な”電気代”を「約1万円」換算しており、我々が新幹線に乗るような感覚で行き来が出来るようになるようです。「機動戦士ガンダム00」でもそのように描かれています。

これ程の建築物が何故、実現可能になったのでしょうか?カーボンナノチューブの登場以前は、その膨大な長さがアダとなり、自重に耐え切れずケーブルが切れてしまうと、考えられてきました。自重に耐えるには鋼鉄の180倍の強度が必要だったためです。しかし、カーボンナノチューブの登場により事態が大きく変わりました。カーボンナノチューブは鋼鉄の400倍まで耐える上、鋼鉄に比べ軽いというメリットもあります。

先のエドワーズ博士の試算によれば、宇宙エレベーター建設に約15年、総建設費は約1兆円かかるということです。建設費の内訳は、地球上からエネルギーを送るレーザー照射器に1500億円、静止軌道打ち上げに1千億円、地球上の基地建設に600億円、ケーブル作製に400億円というかなり具体的です。
 

定額給付金の半分で完成!未来のために、日本が一肌ぬぐというのは如何か?

静止衛星の軌道は赤道上空にあるため、台風などに巻き込まれる可能性は少ないといいます。しかし、雷対策、宇宙のゴミ(デブリ)との衝突、有害な宇宙線からの防護、破壊工作対策と、実現まで、かなり高いハードルがあるのも事実です。

民間団体、日本宇宙エレベーター協会会長、大野修一氏は

「論議は「できるかどうか」から「いつ、誰がつくるか」に移ってきている。早期実現のかぎは、必要な技術で最先端を行く日本が握っていると思う」

と語っています。何をするにも「お金」が掛かります。もっとも無駄と思われる「消費」を人類は有史以来、行ってきました。「戦争」です。これら、世界中の戦争経費をこちらに回せば、程なく実現するでしょうし、現在、各国が躍起になっている「雇用対策」になります。

補修・維持」のために、新たな労働者の育成という、労働者の知的・技術水準の向上にもつながるでしょう。一石三鳥の効果が狙えるのではないでしょうか?

そういった意味で、未来への架け橋となるプロジェクトだと思えます。「日本三景/天橋立」は、イザナギが天に昇るためのはしごだったといわれています。日本列島も梯子のような形をしています。

”梯子”を造る素材、技術共揃っています。いい計画ではないでしょうか?完成したあかつきには、本当の国際大国となっている事でしょう。新年くらいそういった夢に浸りたいものです。「儚い」って夢はゴメンですけど(笑)

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