かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

Top > 変な年は変化して欲しい

皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。クリスマスも、昨日の話。善き聖夜を過ごされましたか?早いものでこれも、昨日のお話(笑)後、5日で2008年度も終わりを迎えます。皆様にとって今年はどんな年だったでしょうか?今年の漢字は「」に決まりましたね。

2008.jpg

毎年のように、天災、人災、事件、事故と多々あった本年度です。特に9月以降、世界は大きく様相を変えて、今や100年に一度の未曾有の経済危機に直面しています。先行きが殆ど見えないこの、時勢。次はどうなるのでしょうか?神のみぞ知るなのでしょうかね?

温故知新」古きを訪ねて、新しきを知る。歴史を習う最初に教えられる、諺ではないかと思われます。と、いった訳で今回のかてなちおは、過去になろうとしている2008年度を振り返ってみたいと思います。皆様にとってどんな事柄が一番、印象に残っていますか?私の上位3は 1リーマンショック・2日本国首相の交代劇・3ガンバ大阪CWC参戦でしょうか?(笑)

ジャンル分けをして、個々の印象を述べてみたいと思います。

■経済
想像以上の「経済危機」。話の比較が第一次大戦後と、よく聞かれると思いますが、それ程、酷い状態だといえます。専門的な解説は、他に譲るとして、こうなった原因の最大の理由は「米国人の消費にたかった世界経済」の図式が崩れたためです。

要するに、世界中が自国で生産したモノを米国人に購買・消費させ、未曾有の利益を手にしていたという事です。故に米国一国に責任を押し付けるのは、筋違いだと思えます。

現在、様々な経済対策を各国が打っていますが、果たして効果が現れる時期はいつなのか?楽観はしませんが、常に、底を打てば、上昇していくのが経済の性質。我々自身、強かに生き抜く必要があるでしょうね・・・

■生活不安
冷凍餃子」に始まる、食の偽装表示。中国といった輸入品だけではなく「」といった国内からも多くの問題が浮き上がりました。経済危機に関連して企業の「コストカット=首切り」が続々始まり、立場の弱い派遣労働者の首切りが進行しています。

余談ですがマスコミは「リストラ=再建」と「コストカット=首切り」を明確に使い分けて欲しいと思います。意味合いも意義も、全く違うものです。「おバカキャラ」に代表されるように昨今、言葉を明確に使える人が減ってきてます。

なんでも福岡で、漢字の音読出来ない子供を「太郎ちゃん」と呼ぶイジメが問題になっているとか?意思を伝える言葉の重みを、真摯に受け止めて欲しいと思います。発言訂正が多すぎませんか?真面目にやれって!!思います(怒)

生活不安を政府に押し付けるのは、楽です。実際、彼等の杜撰さ横着さが招いた人災も多々あり、展望も見えてこないのが現状です。小泉元首相時代から「自己責任」という言葉が独り歩きしだしています。つまり、今後、多くの責任の掛かかる事には、触れないという意思表示と受け取ったほうがいいでしょう。

個人の「選択」が大きな比重を占める、ある意味、真の自由社会に突入したと云えます。故に、この値段でこれが買えるか?或いは、どうしてこういった食料が悪いのか?を自分が納得出来る方法で、もっと知る事が必要です。これは、個人で十分対処出来る事柄ではないでしょうか?

ある程度以上はどうにもならない「雇用・経済情勢」。舵取りは「政党」が行います。政党を選ぶのは「選挙」です。見識を高めて、よ~く、見極めましょう。また、億という膨大な役員報酬を受けながら、労働者を切っている企業。購買する、しなも自由です。

黒字なのに何故、労働者を切るのか?」と海外から多くの取材を受けている「トヨタ」。日本では一切そういった事柄が、報道されていません。どうしてか?と、考えつつ、自分が購入する製品を選びましょう。どれを選ぶも「自由」です。これに「民主」が付く集団は、どうにもならんのですが(苦笑)

■天災
ここまでは、人災の類でいずれ解決出来るものですが、天災はどうにもなりません。そして、その規模、種類と、加速度的に世界中で増える傾向にあるのは、異存ないかと思えます。防ぐ事が出来ない以上、対処するしかありません。故に「備え」をしっかり、行って下さい。温暖化は進みます。「台風」といった被害が増えるでしょう。避難場所、避難用具、食料と備えておいて損はないでしょう。

地震」については、何も語れません。最新科学を使っても分かるのは、地震発生の10分前程。海や川、崖がある家屋の方は避難場所を家族で確認して下さい。「生き別れ」って嫌ですからね。ただ、最近の「中国四川大地震」のような地震災害。どうも、アメリカに敵対する国に多く発生しているように、見受けれます。

イランもそうですが、発生した地点の施設を調べると、相当にアメリカは幸運だな~っと思います。例えば、四川。米国の「ロス・アラモス研究所」に当たる施設が多数ありました。偶然でしょうか?これ程の規模を伴うわりには、震源地の”浅さ”が不可解だったりするのですが・・・

■その他
日本の「立ち位置」といいましょうか、どうも「弱い」な~と感じます。その癖、見栄っ張りというか自国を捨ててるというか
・・・

麻生首相は韓国に2.8兆円の緊急経済援助を行いました。助け合うのはいい事なのですが、今、日本で切り捨てられている失業者より、隣国の援助なのでしょうか?血税使って。誰が税金を納めているのでしょうか?こんな事では景気が上向いても「」を収める側が納得すると、思えるのでしょうね。どうも、ズレています。

ボンボンならそうらしく資産額が一定以上の国政に携わる者の給与を減らすとか、出来ないのでしょうか。裸一貫で成功し、滋恵を地元に注いだ、祖父を見習って欲しいものです。

社会の道徳崩壊が止まりません。「誰でも良かった」などで殺されては、遺族含めて堪った物ではありません。自動車事故の上、引きずり回されては、悲し過ぎて、涙も出ないでしょう。「自分がされて嫌な事は他人様にするな」と諭されたものです。こういった原点、高潔に書くと「基本的人権」を尊重する社会になって欲しいものです。このままでは「マグナ・カルタ」以前の社会と同じです。

最後くらいは、個人的に好きな明るい話題で。私の愛する「ガンバ大阪」がクラブワールドカップ(CWC)に出場し世界最強といっても過言でない英国の「マンチェスター・ユナイテッド」と対戦しました。結果は3-5の負け試合。ただ、果敢に向かっていく姿、自分達らしさに拘った姿勢は評価すべき点が多々あります。

西野監督の下、7年間の蓄積以上の力を出そうとしたガンバに対して、ものの5分間程の本気で、あっさり勝負を決めたマンチェスター。横綱と小結程の差がありました。長距離移動、過密日程と明らかにマンチェスターが不利なのですが、時間帯によっては互角に渡り合っていたのも事実。では、勝敗の要因は?といえば・・

明らかな「」の力。1-2の状況で登場したマンチェスターの10番「ルーニー」。そこから彼が一気に2得点。獲った直後にすぐ失点するガンバには、明らかで重大な欠点があるのですが、一人で盛り返したルーニーの力。ここが歴然とした差です。

これは、今後日本人にも言える事で、社会の上部に位置する人々が期待するのは「対応力」といった柔軟性と、やりぬく強い「意志」。要するに、個の力です。たった一人かも知れません。しかし、一人で変えうる力を持つ人もいます。社会がそういった人を御輿に乗せて、担ぐと大きく変わりえるのが、歴史です。来年度からは、こうした人の「原点」に関わる力がより、求められる社会になるのではないでしょうか?

まあ、あまりいい事も少なく、本年度も終わりを迎えようとしています。来年度は、本当によくなるための一年にしたいですね。本年度もかてなちおをご愛顧下さり、誠にありがとうございました。来年も引き続き、ご愛顧下されば幸いです。

それでは、また、来年2009年にお会い致しましょう。よいお年をお迎え下さい☆「笑う門には福きたる」って事で(笑)

QRコード
QRコード