かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

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皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。寒さも一段と増し、めっきり、冬らしくなってきましたね。体調面など不安が尽きませんね~空っ風が、寒さを一段と感じさせる季節です。そんな時、気になるのが「」です。

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戸締り用心、火の用心と、世界は一家、人類は皆、兄弟と、日本を裏から操った男の声が、聞こえてきそうですが(笑)やはり、この時期、防犯と同じくらい気をつけたい事柄です。主な「火災原因」を調べてみると・・・

1 コンロ
 コンロ火災の約90%が油なべからの出火。ちょっと目を離したスキに油は加熱して発火する

2 たばこ   
 たばこ火災で恐いのは無炎燃焼。引火後、数時間経って燃え出すため手遅れになることも

3 放火   
 深夜の車庫や階段・玄関などの紙くずや新聞紙が狙われやすい

4 石油ストーブ 
使用中の給油や衣類・布団への着火などが主な出火原因。正しい取り扱いを

5 電灯・電話等の配線
電気製品のコードから断線して発火する事があります

6 火遊び  
発火元の大半がマッチやライター 好奇心旺盛な子供が原因

我々の生活に密接に関わり、この時期特有のストーブ等、暖房器具があります。死亡原因最多は「たばこ」であったりと、おそろしい側面も多分にあり「」が天井まで回れば、家屋の損壊が酷く、通報が遅れた場合、全焼といった事態にもなり兼ねません。怖いですね~(汗)

文字通り生命・財産を根こそぎ奪う可能性がある火災。今回は、この時期、独特の問題に触れながら「火災防止」について触れてみたいと思います。地元の青年団が、拍子木を鳴らしながら、町を練り歩くサマは、風物詩なんですがね~

上記1~6のそれぞれの注意点と対策を、記します。

1 コンロ
その場を離れるときは必ず火を消し、ガス台の周囲はいつも整理整頓。

2 たばこ
喫煙場所を設けて灰皿に水を。吸いさしをそのままにしてその場から離れない。寝たばこ厳禁。

3 放火
家の内外に燃えやすい物を放置しない。ごみは決められた日の前の晩から出しておかない。外灯はできるだけ明るくする。

4 石油ストーブ
周囲に燃えやすい物を置かない。給油は火が完全に消えたことを確認してから。

5 電灯・電話等の配線
使わない電化プラグはこまめに抜くなどし、年に数回は、ほこりが付かないよう掃除する。

6 火遊び
マッチやライターの放置はしない。使い終わったら子供の手の届かないところへ。

これら全体をまとめてみると・・・

整理・整頓」が要なようです。日頃からの配慮が大事と思われます。「生活習慣」も大事だと思われます。つまり習慣的に”これ”を使ったら”ここ”しまう、かたずけるといった家庭内でのルールですね。

こういった事を、厳格に徹底すれば、火災の殆どが防げるように思えます。特に「寝たばこ」の方は、十分注意して絶対にしない!ようにして下さいようにして下さい。

また、放火はちょっとした対策で防げるようです。例えば、古新聞等、可燃物が置かれているガレージなどに「ロープ」を一本張る。こうする事で、放火魔は「入りにくく」なるからです。

以前、かてなちお「パラダイムシフトで安全をシフト
http://www.kannukiya.com/blog/articles/2008/06/06.05-180041.html
の回でも取り上げたように「入りやすく・見えにくい」場所は狙われます。反対に「入りにくく・見えやすい」場所は狙われにくくなるからです。安全面でいえば、可燃物を置く際には物置に鍵を掛けるのが理想でしょう。

こんろ火災では「天ぷら」などの揚げ物を作っている最中にも起こります。「火をつけたままこんろから離れる」のは大変危険です。「天ぷら油から白い煙」が出始めたら要注意です。

こうなったら空気に触れぬよう「濡らした布」を被せて下さい。そして「コンロの火元は切る」です。消火器を使う際は「炎を狙わず”火元の鍋”」を狙って下さい。

最後に火災が発生した時は、とにかく「落ち着く」事です。そして通報なさって下さい。番号は「119」です。

1:火事か救急かを明確に
2:住所や目標物を正確に伝える
3:燃えている物を具体的に伝える

が、ポイントです。消火器で正確に炎を狙って、消化して下さい。炎に目がいきがちですが、天ぷらと同じで「火元」を狙うのが肝心です。

万が一、火がなかなか消えず、炎が天井まで届くまでになったら、自力消化はあきらめ、避難して下さい。本当に命を失うハメになりますので。その上で電話で消防に正確に、早く伝えて下さい。発火と同時に、通報なさって下さい。

出来れば、こういった事にはならない方がいいのですが、自宅だけでなく、火災に遭遇してしまう事もありえます。次回は今回の続きで「火災避難」について触れてみたいと思います。なんにせよ「家内安全」が第一ですね、何事も☆

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