かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

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皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。かてなちおは「守る」を主題に書き連ねているのですが、昨今「破綻」という言葉をよく、聞くようになりましたね。景気低迷とよく囁かれますが、米国大手金融会社「リーマン・ブラザース」が破綻と大きく報道されたのは、ご存知かと思います。これにより、経済状況は一転。””と思われていた景気動向が益々分からなくなってきました。

こういった状況では政府主導の下「対策」を打ち立てなければならないのですが、米国は「大統領選挙」日本は「総裁選」と政治的に空白な状態のため、有効的な対策は打てません。とはいえ、米国の対応は比較的早く、日本がバブル崩壊後、10年掛かった対応を”数日”で終えているのは流石です。「ホッケーマム、豚の口紅」と騒がしい動きとは別に、省庁ごとにやるべき職務をこなしているからでしょう。

それに比べ日本。自民・民主が遊説しても景気に影響を与えるどころか、単に騒がしいだけで、景気とは無縁な様子。決断力の鈍さのみが目立ちます。政治力学すら理解していない「政治屋」に景気対策なんて出来るのか?と、甚だ疑問に思っています(泣)

とはいえ、金融機関が破綻しても一部(富裕層)以外、生活に直接影響もなく冷ややかな目線で、議事堂を眺めるだけですがそうともいってられない事態があります。「衣食足りて礼節をしる」という言葉がありますが、裏返せば”衣食足りなければ”人は、容易に犯罪に走るという事です。喰うや喰わず、まさに、生き死にがかかってきますから、恐ろしい事態です。

警察が認知した刑法犯を人口10万人当たりに換算した昨年の「犯罪率」は2150.6で、戦後初めて2000台に乗ったことが、警察庁のまとめで分かった。住民の50人に1人が犯罪に巻き込まれた計算。認知基準が必ずしも一貫していないなど、単純に比較できない面もあるが、数字上、終戦 直後の混乱期を上回る“緊急事態”に陥ったことになる。刑法犯の総数は1996年以降、毎年過去最悪を更新し続けており、昨年は約273万6000件に達した。すでに終戦直後の130万―150万件台を大きく上回っているが、日本の人口は終戦翌年の46年の約7575万人から昨年は約1億2710万人へと増えており、認知件数での単純比較はできない。」

これは、かなり由々しき事態です。犯罪率は戦後が一番高く、上に述べたとおり、殆どの国民が生きるや死ぬを体験していたためです。今日はそこまで酷い状態でもなにのに、犯罪率は上昇の一途。毎日、どこかで誰かが殺されといった報道が、後を絶ちません。おまけに国民の生命・財産を守るべき警察に不祥事が相次ぎ、本当に頼れるのか?甚だ疑問に思われている方も多々いらっしゃると思います。

自己責任」という言葉をよく耳にしますが、要するに行政側は”責任”の所在を個人に”まる投げ”しているのです。勿論、社会人として生活する人には、当然の事であります。しかし「万が一」の事態には警察、消防といった行政の力を借りなければどうにもなりません。どうどう巡りになりますが、力を借りるべき相手が信頼出来ない、もしくは、極度の責任回避から対応が遅れると、悪い循環となってる世の中です。

いざという時”あなたを守る「防護グッズ」は何がいいのか?今回は、防護グッズの良し悪しについて語ってみたいと思いまます。一番の防護グッズとはなんでしょうか?続きを読む前に、しばし”考え”て頂ければ幸いです。

ブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開するアイシェアは「護身グッズ」に関するアンケート結果を発表しました。対象は20代から40代を中心とする男女で、405名が回答。

調査結果によると「普段、護身グッズを持ち歩いているか?」という問いに対しては、全体では「持ち歩いていない」が93.1%で多数を占め「常に持ち歩いている」が3.0%、「時々持ち歩いている」が4.0%で、あわせると携帯率は6.9%と少数派。携帯率は男女別では男性4.9%に対し女性9.0%、年代別では20代12.2%、30代6.1%、40代8.1%で、女性と20代でやや高いものの、ほとんどの人が「持ち歩いていない」という結果となっています。

護身グッズを持ち歩いている人に、どのグッズを携帯しているかを複数回答形式で聞いたところ、最も多かったのは「防犯ブザー」で全体の67.9%。年代別では20代83.3%、30代75.0%、40代50.0%で、いずれの年代においてもトップ。一方、男女別では女性88.9%に対し男性30.0%となっており、女性には多数の愛用者がいる「防犯ブザー」も男性の携帯率はいまひとつ。男性は「スタンガン」40.0%、「警棒」30.0%、「防犯スプレー」20.0%となっており、手軽な「防犯ブザー」以外にも多様なグッズを所持していることが
わかった。

最近、自治体によって小・中学生に防犯ブザーを支給したり、秋葉原や八王子での通り魔事件以降「防護シャツ」なる刃物を通し難い下着が登場しています。「花粉対策」にマスクを付けていらっしゃる方を見かけますが、その程度に「標準化」されるかも知れませんね~あまり、愉快な話ではありませんが・・・

「かてなちお」でも、これに似たお話を何度か取り上げた事があります。詳しくは「防犯のおはなし」を参照なさって下さい。
http://www.kannukiya.com/blog/articles/cat16/

上のアンケート結果からいえば、子供・女性・老人は何か護身グッズを携帯すべきだと思います。「防犯ブザー」は手頃な上、持ち運びが便利なので、一番人気です。以前、かてなちおでも「懸賞品」として出した事もあるの、ご存知でしょうか?(笑)「スタンガン」は確かに、有効な護身グッズです。押し当てるだけでどんな大男でもたちどころに伸びてしまいます。ただ、危険なのでご使用には”細心”の注意をなさって下さいね。

警棒」は有効な武器ではあります。日本には「過剰防衛」という法があります。場合によっては、被害者が加害者になってしまう事もしばしば。聞いた話ですが、駅員等”酔っ払い”を相手にする職業があります。彼等が”からまれ”てどうしようもない場合「やめて下さい!」と叫びながら”対処”します。こうすると過剰防衛にはならず、単に防衛になります。武器を持つという時点で「殺意」があったと判断されかねませんので、こちらもご使用には細心の注意を!

防犯スプレー」はかなり有効です。相手の目に吹きかければ、5分位は身動き取れなくなります。この中では一番、優れた護身グッズだと思えます。ただし、すぐに取り出せるようにしないといけません。ポケットのあるパンツを穿いていれば問題ないのですが、ドレスといった女性特有の服装の時、どうするのか?

留め金」の付いた防犯スプレーを購入して「カバン」の「グリップ」に装着されるのをお勧めします。カバンで自分を庇いながら、近づいた相手にスプレーを掛ける。これが一番、有効なのではないか?と思われます。スタンガンにも同じ事がいえます。

人気商品からザッと見ていきましたが、これ以上に刑法上の事も含め、有効な「護身グッズ」が見当たらないのも事実です。そして最大の「難点」は”いざ”という時に使えるか?なんです。襲われる時は「唐突」やってきます。大概は「パニック」になり「膠着」して体が動きません。これを防ぐには?

申し訳ありませんが「訓練」以外、方法がありません。ですから、月に一度程、親しい方を相手に練習して下さい。それと、携帯した護身グッズはドコにあるか?しっかり、把握しておく事と、簡潔過ぎて申し訳ありませんが、以上です。あるいは、そういった訓練、講習会等を地元の警察に問い合わせてみられるのも、いいのではないでしょうか?彼らの「意識」も向上するでしょうし。

実は、最も有効な方法は他にあります。「君子危うきに近づかず」という格言があります。かてなちおでは「犯のおはなし/パラダイム・シフトで安全をシフト」の回でご紹介致しましたが http://www.kannukiya.com/blog/articles/cat16/

どう考えても「危ない感じ」がする場所を「避ける」という意識です。つまりちょっと”考える”事で大抵の危険は、回避出来ます。格言にもありますが「注意一秒、怪我一生」ですね。夜間といった見通しが悪い暗がりを通らないといけない場合、多少、勿体無いですがタクシーを利用なさって下さい。安全をお金で買うという時だと、意識なさって下さい。

生憎「閂屋」では護身グッズは取り扱っておりません。我々の趣旨は「安全、便利で快適な暮らしのお手伝」だからなんです(笑)ですから以下のようなサイトをご参照ください http://bouhan.michikusa.jp/content/spray.htm

こうした事がきっかけで「武器マニア」にはならないで下さいね(笑)初デート等で、相手がカバンを見て「これ、なに?」「スタンガン」や「ポケット、膨らんでいるね?」「ええ、警棒入ってるから」といった感じでは、相当、気まずくなると思えますから(笑)そうした事も”事前に考え”ると、容易に想像できますね~☆

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