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皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。最近、夜更かしが続いている私です。何故か?4年ごとに開催される欧州選手権、サッカーの試合を見ているからです(笑)決勝はスペイン対ドイツの好カード。

スペインが、44年ぶりの欧州王者に輝いた。サッカーの欧州選手権の決勝は6月29日、ウイーンで行われ、スペインが1-0でドイツを下し、1964年以来11大会ぶり2度目の優勝しました。おめでとうございます!

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ドイツ、スペインともこれまでと違ったチームとなっています。ドイツは勝負強く、堅いチームでしたが、どうも野暮ったいというか、退屈なチームでしたが、従来のいい所に組織的でモダンな戦術を取り入れ、魅力的なチームになっています。

一方、スペインは楽しいサッカーで、観客を魅了してましたが、勝負弱く、まとまりなく頼りないチームでしたが、今回は、従来のスペインの魅力を残しつつ、まとまりがあり、辛抱する事が出来るチームになりました。非常に対照的な2チームの決勝となったのです。

勝ったスペインと負けたドイツ、何が明暗を分けたのでしょうか?私見でいえば「技術」の差が出たからでしょうか。現代サッカーはサボる事なく、素早くボールホルダーにチェックを仕掛けます。プレスといわれる戦術です。

相手の包囲網を掻い潜るには、素早く正確なボール回しで、相手をかく乱しつつ、相手の裏といった空いたスペースに向かって走る選手、そこに正確なパスを通しチャンスを作り、確実に得点しないと勝てない仕組みになっています。

攻めつつ、プレスをサボらない豊富な運動量が求められます。とはいえ90分という長い時間、動き回る事は不可能で、どの時間をしっかり守って、どこで仕掛けて得点するか?チームの約束事と創造性がなければ勝てません。これが「組織力」で、「技術=スキル」。

今大会のスペインは才能溢れる選手をそろえ、今までなかった強固な組織力で優勝を掴みました。閃き溢れたアラゴネス監督の采配と、目的を一にし、個人の我儘を捨て、団結できたスペインチーム。後はドイツ、イタリアの様に継続してチーム造りが出来るか?が本当の「大国」となる条件です。

日本は2年後の南アフリカワールドカップに向けて、アジア最終予選が9月6日より始まります。A、Bグループに別れ、それぞれ5ヶ国がホーム&アウェイで戦い、上位2チームが本戦出場となります。日本はAグループで「日本、オーストラリア、バーレーン、ウズベキスタン、カタール」と戦います。


印象としてはAグループよりはいいかな?といった感じですが、どの国も日本からは非常に遠く厳しい条件だと思います。今回は、最終予選に向けて日本はどう守り、どう戦うか?をかてなちお風に語ってみたいと思います。

Bグループよりましだと書きましたが、オーストラリアはドイツ杯で惨敗したように日本が不得意とする高さと強さを活かした、完全欧州型のチーム。バーレーンは先の二次予選で苦労しました。シブとい印象です。カターは対戦成績が非常に悪く、勝ちがないという不安な現状。ウズベキスタンは最近の対戦はありませんが、強力な前線を要する東欧型のチーム、あなどれません。長距離移動の体調維持の難しさがおまけに付きます(笑)

特に厳しいのが、2009年6月6日にウズベキスタンとアウェーで戦い、6月10日にホームでカタール、同17日にアウェーでオーストラリアと、頭を抱えたくなる日程(笑)6~10日にかけては移動で2日はつぶれるでしょうから、調整時間は実質2日の、時差ありと厳しい状況。 そして、最強国オーストラリア戦は1週間後。 ここまで、好成績ならいいのですが、勝ち点で並ぶチームが多い場合、本当に苦しいです。

総計8試合中、6月6の時点で、5試合を消化します。8試合全て勝つと8試合×勝ち点3=24となります。おそらく、本戦出場は勝ち点18~20前後となると思えます。6日、17日を引き分けで勝ち点1獲得、10日ホームを勝ち点3と計算すると合計5点。5試合消化の時点で、勝ち点13~15が条件となるのではないでしょうか?このように「逆算」していくと、重要な試合が明確になってくると思います。

どれも、大事な試合には違いないのですが(笑)2試合挙げます。08年9月6日のバーレーンでのアウェーの緒戦と、09年2月11日のホーム、オーストラリア戦ではないでしょうか?本大会に向けても緒戦を獲る事の重要性、主導権を握ったままの戦い方が大事です。苦手意識の克服も重要な要素となりますので、緒戦はどんな形でも勝ちが必要です。

2月の試合はJリーグ開幕前、リーグの疲れも残り、試合勘も薄れていてコンデションは良くない状態でしょう。そこに、強豪を迎えるのですから、試合の入り方が大事な試合となるでしょう。

およそ9ヵ月に渡る長い戦いで、どのチームも必ず「難しい時期」がやってきます。結果が出ない、周囲が騒がしくなり疑心難儀に陥り、自己を見失って自信を無くす事です。特に日本は、代表戦に「楽しさ」を求めるという非常に珍しい傾向の国で、結果重視の他国とは赴きが違います。

将来、非常に個性的な性格を帯びた代表になっている可能性はあります。そうした国民性からか、選手も、勝つ事よりいい試合をしたい?のかな?と思える試合運びをします。「目的」のゴール「手段」のパス及びドリブル。手段と目的が完全に入れ替わっている上、相手ゴール前での勝負に消極的という、悪癖は伝統となりつつあります。

要するに対戦相手からすると「怖さ」のないチームなんです。たとえ、拙くても常に仕掛けてくるチームの方が凄みがあり、嫌なものです。心身ともに休み時間のない試合は、疲れます。すると必ずミスを犯し、失点につながるのです。こうした「嫌らしさ・巧さ」を日本人は苦手にしています。

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紙一重の結果を求める場合、勝利への執着、執念が上回ったチームが勝ちを掴みます。二次予選最終戦で、日本代表監督岡田武史氏は「優雅なプレイでなく、泥臭く得点してくれた事が嬉しい」といった意味の発言をなさいましたが、そうなんです。本戦出場への”きも”はこれなんです!目的をはっきりさせる事と、環境を整える監督の仕事が全うされれば、予選突破は十分可能です。

日本はボール扱いや、パスの精度といった巧さ「テクニック」はありますし、選手も揃っています。しかし、試合に勝つための技術は低いと云わざる得ません。得点を挙げるにはどうするか?「一歩前の勇気」が必要です。

相手ペナルテイボックス付近は、パスではなくドリブル、シュートと得点につながるプレイを。獲ると決めた時間帯は、リスクをおそれず積極果敢にゴールに向かって、必ずシュートで終わる。相手に攻め込まれているという意識を与えるプレイです。

時間、得点差に応じてポゼッション(ボール支配率)を高め、相手に試合をさせず、機を見て相手裏を狙った鋭い飛び出しとカウンターで緩急つけた試合運び。技術のある試合展開を望みます。

そのためには、先制点が絶対に要りますので、試合の入り方、つまり、どの時間までは辛抱してどの時間帯までに得点を挙げるといったプランニングをチームとして、試合ごとにしっかり組み立て持っておくべきですし、岡田監督は選手に意図を明確に伝えておく必要があるでしょう。

岡田監督がどうまとめ、選手個々の意識をはっきりさせれるか?また、チームとして選手達がどう意識を保つか?結局は、与えられた仕事をこなすだけではなく、個人が主体でどう判断するか?成長した姿を見せて欲しいですし、見たいです。次の段階に向かって。「感動をありがとう」的な試合は、もう結構ですから(笑)

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