かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

Top > イタコから見えてくる日本・・・②


皆様、ご機嫌如何ですか?閂屋の北野邦彦です。前回は、あなたが呼び出して欲しい歴史上の人物ベスト5にふれました。上位3人、織田信長、坂本龍馬、聖徳太子について書きました。結論として「非日本人的」な人物が選ばれやすいのは無いものねだりだからで、それは諸外国に比べ日本は非常に平和だったからとしました。何故なら、諸外国に比べ日本は非常に平和だったからとしました。



ただ、歴史というのは過去が悪く未来に向かってよくなると思われ”がち”なのですが、決してそうではなく波を描く様に、振幅があるのです。新たな価値基準を探す「混乱期」だとしました。



今日と非常に社会情勢が似てる「室町時代」に触れながら、何故、非日本的人物が求められるのか?現代から未来へ社会はどう向かうのか?を「かてなちお風」に述べてみたいと思います。




祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり」は「平家物語」で日本史上屈指の名文です!!作品のテーマは「諸行無常」。「おごる平家も久しからず」、栄耀栄華を極めた一族が呆気なく滅び日本人は諸行無常を”識り”ました。



物語の「書き出し」は作品の”エッセンス(要素)”が凝縮されており、どういった作品なのか?を端的に表していて、憲法17条の書き出しが「和」になっているのと同じです。



天下は破れば破れよ、世間は滅びば滅びよ、人はともあれ、我身さへ富貴ならば」の”書き出し”で始まる作品があります。「応仁記」です。この当時の社会情勢を見事に表現しています。悲しい事ですが”今日”の風潮と似てる?いやいや、ほとんと同じといっていいでしょう。「いつの世も、人は我が身かわいいのでは?」その通りなのですが、鎌倉期の最後、北条氏は一族あげて、自害しています。「利害」では図れない行為です。



楠木正成」以降、こうした行為は皆無になります。これは「美意識」の欠如ではないでしょうか?社会の秩序は平和と安全で保たれ、人々はそれを望みますなのに、何故、戦国時代へ突入したのか?簡単に説明したいと思います。



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鎌倉幕府成立は、「土地所有者」の権利の獲得の結果といえます。鎌倉時代の武士は兄弟平等に土地が分け与えられました。折に触れて「武士」について書きます。鎌倉時代は兄弟平等に土地が分け与えられました。



初期はいいのですが、段々先細りなっていきます。それに対応する制度の整備が成されていない上「」があり、幕府は報奨地を与える事が出来ませんでした。”国内”なら敗者側の土地を勝者に与えれますが、相手が”国外”だったためです。「鎌倉殿」の権威は失墜していきます・・・



惣領制」に武士達は答えを見出します。平等に分け与えるのではなく、一族で一番”優秀”な者が引継ぎ、采配をする制度です。しかし、「何をもって"優秀"とするのか?」ということが大きな課題になります。武力を持った集団、武士。”戦”になりやすい状況が整っています。こうした混乱をついて後醍醐天皇が「建武の新政」を起こします。武士は、機能しなくなった幕府を見限り後醍醐に期待を寄せたのですが・・・



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どの時代でも、頂点に立つ人物が絶対にしてはならない事の一つに、「勝手気まま」があります。出世出来るのは、自分の意に賛同する者だけ、約束は守らない。こうした人物についていきたいですか?(笑)それを”地”でいったのが後醍醐です。「朱子学」という厄介な思想の主義者でもあり「土地所有者兼、武装集団」武士の意向は無視。



朝廷は平安初期に武力を放棄、新政も「他人の褌」で成しえた革命。武士を押さえつける事は不可能です。武力集団に、押さえつけが利かなくなるとどうなるのか?「南北朝」という未曾有の混乱期を向かえる事になりました。



足利義満・義教」時代に秩序が一時回復しますが、絶対権力を嫌う日本人気質から義教が暗殺されます。「箍」が無くなったことで後醍醐の将軍版、将軍義政・富子夫婦が登場します。「」が無くなり,後醍醐の将軍版、義政・富子将軍夫婦の登場。洛中のみで8万人の死者を出す大飢饉が起こります。



現代の「阪神淡路大地震」の際、約6千人の方が亡くなりましたが、室町時代の”8万”、しかも京都市内だけでが、いかに凄まじい数字か判断して頂けたらと思います。



にも関わらず、花見、道楽に明け暮れる将軍。結果、日本史上初となる民衆蜂起「一揆」が起こります。当時行政を担当していた幕府は「三冠四職」という有力大名による合議制をとっていました。しかし、統制力なき将軍を形だけ頂き、鎌倉からの問題である惣領制に答えを出す訳でもなく、派閥争いに没頭するなど、己の利権への追及が"政治"という有り様です(呆)。



現代の権力者がここまで酷くはないのですが、省庁間、政党間の利権・派閥争いからなし崩し的に選出される首相。多くの首相に明確なビジョンがないので、一向に進まない改革。短命な政権のため朝令暮改な政策。天下り、特定財源に代表される特権階級による搾取のシステム。



食・職」を必要とする一般層への配慮はなく、国家収益のみ優先の税制から起こっている社会不安。要するに""は応仁の""と酷似していて、"ワガ身サエ富貴ナラバ"という拝金主義の極みであり、「道徳崩壊(モラル・ハザード」が現に起こっている状態です。では、室町期から安定に向かう過去「歴史」はどういった答えを出したのか?もう一回、お付き合い下さい。



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