かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

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皆様、ご機嫌如何ですか?
閂屋の北野邦彦です。「人の噂も75日」といいますが、あやふやな人間の記憶を指しているのでしょう。反面、常に目にしたり耳にするといった「情報」が入ってくるのであれば、どうでしょうか?かなり違った"75日"となるように思えます。

かてなちおでも取り上げた中国冷凍餃子、生協、マクドナルドといった「」にまつわる安全管理問題があります。これらの報道に”かたより”があるのではないか?と思えて仕方ありません。今回は、そうした「報道と企業の関係」を語ってみたいと思います。

営放送であるNHKは、受信料を一般から徴収して成り立っています。つまり税金が投入されています。民放は受信料を企業といった”スポンサー”を独自に獲得し、制作費を捻出して番組を成立させています。NHK以外の放送局は”コマーシャル”が放映されていますよね?「広告宣伝費」を企業が払い、コマーシャルを製作し放映していてます。

【2006年度、広告宣伝費上位10社の内訳】
順位  会社名          広告宣伝費(百万円) 
 1  トヨタ自動車           105,412         
 2  松下電器産業         83,103
 3  本田技研工業         81,580 
 4  ソフトバンクモバイル     62,692
 5  花 王                56,021
 6  イトーヨーカ堂           50,602
 7  日産自動車                    48,069
 8  KDDI                 44,995
 9  シャープ             42,111
10  サントリー            37,791  

このように、莫大は費用を企業が費やしているのが分かります。食品問題に挙がった日本マクドナルドJTフーズは10位内には入っていませんが、かなりの額が広告費として使われているだろう事は、容易に想像できます・・・  吉兆、生協のテレビCMをご覧になった方いらっしゃいますか?おそらくおられないでしょう。生協は企業とは違うのですが、表現上、企業と致します。これらの企業が真実を捻じ曲げ杜撰な事をしていたのは事実ですが”たたかれかた”がテレビCMを流している企業と比べ、かなり”やりこまれている”感があります。何故でしょう? 私の仕事では「施主」の意見は絶対的なモノがありまして、大抵の無理難題はお応えし解決せねばなりません。施主にとってもっとも良い状態を提案・提供し、満足していただくのが使命といえます。皆様にとってもお仕事とはそういったモノだと思えます。 それと同じように、民放にとって施主=スポンサーに不利益を与えたり、気分を害すマネは絶対に出来ない訳です。自然、CMを流して”いる”企業の報道は、ささやかになりCMを流して”いない”企業の報道は多くなるという状態になります。 企業に従事して働く方は数多おられ、その方達の生活を考えればあまり強く報道出来ないという側面はあるでしょう。それなら、CMを流していない企業も同じ事。こうした偏りを報道を生業としている業界で,あってはならない事ではないでしょうか? 「勝ち組負け組み」、二極化といわれる昨今、絶対的価値基準を「金銭」のみで図り不公平極まりない偏重のある対応に、不愉快さと腹立たしさを感じます。ようするに「いじめ」です。閂屋もインターネットのみの宣伝活動。いかん!このままでは、閂屋はいじめにあいます(笑) そう思う反面、致し方ない事であり「自由経済社会」の矛盾が垣間見えると同時に経済社会の本質に気付かされます。「かてなちお」は「守る」をキーワードに様々な事柄を語っています。このように偏りがある報道の中で、どうやって我々の生活を脅かす可能性のある事柄から生活を守ればよいのでしょうか?

問題を整理してみると、

1:民放は企業がスポンサーにつき、その広告収入で成り立っている
2:民放スポンサーとなっている企業にとって都合の悪い情報は流れにくい
3:スポンサーに傷を付けられないので報道には偏りが生じる
4:報道されない事によって、我々の生活が脅かされる、事の推移が分かりにくい

など に集約できると思います。そこで、画期的な媒体手段があります。今、かてなちおをご覧になっていただいているインターネットです☆ インターネットの凄いところは「検索機能」に尽きるでしょう。自宅等に居ながらにして自分が必要な情報を瞬時に取り寄せる事が出来、スポンサーの影響力が弱い、という点です。かてなちおにはスポンサーはありません(笑)。多くのホームページも同じようになっています。 つまり、スポンサーをかばう偏重がないという事です。それに、検索時点で情報を”操作されている”のではなく、情報を”操作している”という主体的で、能動的な情報の取り方となります。 主体性の強いホームページであり、情報検索なのでホームページ”そのもの”に注意を払えばいいとなります。

パソコンをお持ちでしたら、是非有効に利用して下さい。その一助にかてなちおがなっているのであれば、幸いです☆ 昔からある手段ですが、新聞等、気になる記事のスクラップです。これは「」に残ります。と同時に経緯、推移がすぐに分かるという利点もあります。新聞等を切り抜くのが面倒な方はインターネット等で得た情報にそれと分かる題名を付け、フォルダを作成して保存しておくという手段もあります。私は割りと活用しています。必要な時に印刷すればいいのですから。

昔からある手段ですが、新聞等、気になる記事のスクラップです。これは「脳」に残ります。と同時に経緯、推移がすぐに分かるという利点もあります。新聞等を切り抜くのが面倒な方はインターネット等で得た情報にそれと分かる題名を付け、フォルダを作成して保存しておくという手段もあります。私は割りと活用しています。必要な時に印刷すればいいのですから。

 IT時代を「21世紀」と名付けた学者がいます。その通りだと思えるのですがITの”I”は何の訳でしょう?「原点確認」で「インテリジェンス」と思っている方が多いようですが、正解は「インフォメーション」です。

information:情報 通知 知識 見聞 受付(係) 告発
intelligence:知能 知恵 理解(力 情報; ((集合的)) 情報機関 知性的存在 霊

 類似語ですが、インフォメーションは”情報そのもの”でありインテリジェンスは”加工”したモノと云えるでしょう。つまり、情報をどう加工するか?がインテリジェンス(知能)になるといえます。私は学者ではありませんが、今後、情報を会得し、どう加工、理解し生活に反映させていくかという”インテイジェンス世紀”へと加速していくと思っています。そして、幸福、不幸といった人生にまで影響を与える事になるのではないでしょうか・・・ 頭の悪い私は、どこまで対応出来るのでしょうか?そのことが気になって仕方がありません。ツァラトゥストラが現れてくれないかしらん?と思っています(笑) 。 

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