かてなちお ― 「まもる」をテーマに生活情報から防犯情報まで紹介します。

Top > ひったくり事件の検証

みなさん、こんにちは。
閂屋スタッフの長谷川あゆみです。

前回のおはなしのつづきです。
ひったくり現場を目撃した私。
被害に遭った女性は、
どうして狙われたのでしょうか。

最初にデーターとして「ひったくり」
被害の特徴をあげておきます。

・ひったくり被害者の95%が女性
・徒歩被害者の75%の人が
  車道側にカバンを持っていた
・発生の時間帯は18時~24時までの間で53%

詳しくはコチラを参照してください。

では、事件の検証をしていきましょう。

まず被害が起きたときの状況です。

時間は午後3時ごろ。
雨がシトシト降っていましたが
時間的には明るい時間。
奈良市内の商店街で洋服屋さんなど
女性が好むお店が建ち並ぶ場所でした。
人の流れは、まばらでしたが
全くないという状況ではありませんでした。

そこで被害に遭った女性は、
ひとりで歩いていました。
道の建物側(端側)に傘をさして
車道側に手提げ型のカバンを
肩からかけて歩いていました。

問題点1:雨が降っていた
雨降りのなかでは、当然のように傘をさします。
すると、片手の自由が奪われます。
雨の影響はもうひとつ。
「音」が聞こえにくくなります。
空き巣などの犯行が雨の日に多いのは、
周囲の音をさえぎってしまうからです。
また、証拠が雨によって流れてしまうのも特徴。

おそらく、被害に遭った女性は
後ろから近づいてきた犯人の足音が
聞こえなかったのでしょう。
雨の日に歩くときには
いつもより注意深くした方が良さそうです。

問題点2:車道側にカバンを持っていた
これでは、ひったくりを誘っているようなもの。
「徒歩被害者の75%の人が
車道側にカバンを持っていた」
これは、犯人が逃走しやすいためです。
徒歩の場合はカバンを
建物側に持つようにしてください。
クセで持ち手を変えられない場合は、
カバンが建物側になるようにしましょう。
できれば、リュックやたすき掛けにできる
ショルダーバッグにするほうが得策です。

問題点3:すぐに声をあげなかった
周りに人がいたのですから、ひと声
「ドロボー」などと声を出していたら、
私のように「カップルのケンカかぁ」と
思われずにすんだはずです。
今回のケースは、
近くにいたガードマンさんが見てくれていた
おかげで、周囲の人も「ひったくり」だとわかり、
何人かの人が追いかけてくれました。
女性がもっと早く声を出していたら…。
私が駆けつけて、ぶっ飛ばしていたでしょう(苦笑)。

では、今までのことをまとめて
警戒するコツをあげておきます。

・雨の日は気をつける
・カバンは建物側にくるようにする
・もしも被害に遭ったときは大声をだす


自分の身は自分で守ることが大切です。
男性でもひったくりがないとは
言い切れませんのでご注意を!

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